治療院経営ラボ代表の松村です。
熱心に治療のセミナーを受け続けているのに、全然売上につながらない先生って一定数いらっしゃいます。
飲食店なら、美味い料理を作るための勉強をしているのにお客さんが来ないということですから、案外に意味不明な感じがします。
逆に、治療技術の勉強をおろそかにしていても、マーケティングを含めた経営の勉強を一生懸命して実践し、売上を出されている先生はたくさんいらっしゃいます。
実際、ラボ会員の先生の中で治療技術に興味がないと豪語した先生がいらっしゃったのですが(今は改心して治療技術の勉強会に熱心に通われています)、その理由は「治療セミナー行っても稼げてない気持ち悪い先生ばっかりですもん」ということでした。
今回はなぜそのようなことになっているのかをしっかりと分析していきたいと思います。
なぜ治療技術の勉強をしなくても、経営の勉強をすれば治療院は繁盛するのか?
結論から言います。
身体自体は本当は自分で治りたがっているので、患者さんが訴える部位をヘラヘラニコニコしながら「大変ですね〜」「お疲れなんですね〜」などと共感したふりをしているだけでも改善される症状があるということです。
さらに、人間の身体と精神は非常に密接な関係性があります。
西洋医学ではどうしても数値化できない精神面が苦手なので医師や医師寄りの治療家には理解し難い話になりますが、それでもエンドルフィン自体が鎮痛作用があることがわかっているので、優しい声かけと笑顔でエンドルフィンが分泌されます。
さらに優しくさするとオキシトシンが分泌されることでリラックス効果が出ます。
身体の緊張が緩み、鎮痛作用があるホルモンが出る、となると、そもそも身体の状態自体はそれほど悪くないけれど、精神的ストレス等で痛みや辛さが増幅されているだけの患者さんであれば症状は改善します。
ただ、そもそも根本の原因を改善するアプローチはしていないので、また出ます。
脳内麻薬中毒にさせ通院。
僕たちが行う手技療法は、本来であれば自己修復するはずが何かがボトルネックになって自己修復できなくなっている身体に、トリガーとなるきっかけを与えることで本来の修復作用を行わせていくのが目的です。
なので、よほど難しい症状以外であったり、ちょっとしんどいなって程度の肩こりや慢性的な腰痛は暴力的なこと(むちゃくちゃ強く揉んだり、危険で未熟なアジャスト等)をしない限り・・・・
要するに壊さない限りは治る方向に行く可能性が高いということなんです。
極論、症状を訴えている部位をニコニコしながらさするだけでもなんとかなってしまうことがあるということです。
「じゃあ、高度な技術なんて要らんやん」
そう思われるかもしれません。
それがそうでもない。
これは治療家の幸福度に関わることなので、後述します。
話を戻します。
治せる(先述したように、本来は僕たちが治すのではなく、あくまでそのきっかけを提供するというのが本筋かもしれませんが、話の流れ的にそう表現します)症状の幅は狭くても、誰も治せないという治療家は存在しないわけです。(だからこそ、技術レベルの低い先生が自分が治療ができるほうだと勘違いするし、なんならクソみたいなレベルであったり、違う技術のパクリだったりでセミナーとかもすぐにできてしまうのですが。)
なので、患者さんの身体をある程度上手にさすることさえできれば、あとは接遇だ、オペレーションだ、さまざまなツールだ・・・を駆使すれば売上に困ることはないのです。
経営の勉強と治療の勉強の大きな違い
そもそも治療家の先生方は、治療をしたくてこの職業を選んだわけです。
大前提、治療の勉強は楽しい。
身体を動かすことですし。
さらに治療方法のジャンルによっては、褒め称えないといけないこともあります。
例えばエネルギー療法などは、イメージの世界なので治せない、できないと思った瞬間から効果は出なくなります。(これがゆえにエネルギー療法にハマる未熟な治療家がいつまでもいなくならないし、しょーもないセミナーをする未熟な講師もいなくならないのですが)
褒められて嬉しくない人はいません。
他者承認欲求を拗らせてる人たちは、認められたと勘違いし、そのセミナーにどんどんハマっていきます。
そうじゃない手技療法にしても、できないときはできないと言われたとしても、少し頑張ればそのときに習得しなければならないレベルまではできるようになることもあり、それを「できたね」と言われ、褒められた気になってどハマりするというパターンになります。
経営の勉強は少し違います。
結果は数字として現れます。
まずそれはシビアです。
結果が出るまでは、誰も褒めてくれません。
まあ社会人としては当然なのですが、精神が幼い人はこれが耐えられません。
結果が出てなくても褒めてほしい。
結果が出なかったら慰めてほしい。
どれだけ甘えたやねん。
これが若くてかわいい女子ならまだ許されますが、40歳超えたオッサンがこれってのはもう気持ち悪いとしか言いようがありません。
40歳超えてなくても、昭和生まれの僕からしたら、男がそんな甘えたでどないすんねん、きしょいねんくらいにしか思えない。
いかん、ボロクソ言ってしまった。
少しソフトにしましょう。
経営とは、単に今のあなたのレベルの中で好きなことだけをやって結果が出るというものではありません。
今のあなたのレベルでは、苦手なことにも取り組んでレベルアップして苦手じゃなくしていくことをしなければいけません。
これはよほどの天才以外はみんな同じです。
そして、もう1つ。
経営の勉強をすると、素の自分と対峙しなければならなくなります。
自分の欠点は何で、何が苦手で、何を克服していかなきゃならないか。
他人のことを自分がどう見ているのか。
それらが浮き彫りになり、あなた自身に突きつけられるのです。
自分が安全なところから他者を批判ばかりしていた人は、批判が怖くてブログを書いたりYouTubeで発信することができません。
他人がいないと真面目に仕事に取り組めない人は、他人を雇用することができません。
他者にマウントばかり取ってる人は、マウントを取られることが嫌で他者から何かを教わることができません。
経営の勉強をして経営者として成長していくということは、これらを克服していくことなのです。
批判を覚悟で(本当は批判なんてされないのだが)ブログを書いたりYouTube動画をアップする。
受付兼助手スタッフを雇用して、院にいる時間は仕事に全振りする。
頭を下げて他者から教えを乞う。
僕が治療院経営において、なぜそれなりに結果を出してこられたかというと、僕自身のルール設定のおかげです。
僕は、仕事において例えばAとBの二択を迫れた場合、僕自身が「Aが良いな」と思ったらBを選ぶというふうにしています。
仕事でやらなきゃいけないことは、嫌だなと思うことから取り組むようにしています。
「欲望に歪められた知性は正しく不正解を導く」
構造構成主義(詳しく知りたい人はググってください)の中の教えです。
AとB、2つの選択肢の中から同じAを選んでも正解になる人、不正解になる人、その差は我欲。
自分の欲望のために選んだ選択肢は、何を選んでもだいたい不正解になるものなのです。
なぜ僕は自分が選んだほうと逆を正解として、そして嫌なことから取り組むのか?
それは僕の過去を振り返ると、ずっと選択で失敗してきたからなんです。
中学3年生の頃、報徳学園に行くか、別の強豪校に行くか(それほど強い選手ではありませんでしたが、あるルートから「お前も一緒にどうや」と誘われてました)の選択肢で、そのときは強くなりたいけど家から通うのに近いほう(もう1つは大阪の高校でした)を選び、指導者と合わず大失敗。
僕という選手の可能性は潰れました。
大学進学も同様でした。
ある強豪校から声はかかっていたものの、自分の行きたい大学ではなく、しかもイジメで有名な大学だったので、高校時代の理不尽なイジメ、監督からの差別が嫌すぎて、大学に行ってもそんな思いをして潰されるかもと思うと嫌すぎたので普通に勉強で進学してしまいました。
結局阪神大震災に被災し、その大学も辞めることになり大学卒業後に柔整の学校に行くはずが19歳で業界入りとなりました。
結局僕は柔道においてそれほど良い実績を出すことなく、ただしんどくて痛い思いをして、何本かの靭帯を失い、いくつかの軟骨が割れただけという結果に終わりました。
高校時代の指導者も悪いと思います。
自分が柔道の指導者を経験して、さらにその思いは強くなりましたし、OB会などに顔を出しても肩書きも何もなくなった今でも前に出ようとするその姿は後進に道を譲れない老害の典型ですらあります。
それでも、僕が当時自分の欲に負けて(通学で楽したい、他府県に行くのが怖い等)、報徳学園を選んでしまったことそのものが僕という選手の可能性が早々と潰れてしまった原因であることは確かです。
もしかしたら中学3年生にそんなことを言うのは酷なのかもしれません。
そういうのを上手に導くのが大人なのかもしれません。
しかし、事実として認めなければならないし、違う選択肢があっても柔道選手として大成していたかと言えばそれはありません。
多分、報徳学園にいるよりは強くなり、良い成績は残せたでしょうが、僕レベルの才能ではオリンピックに行けるなんてことも絶対になかったですし、そこまで死に物狂いで努力することもできなかったことでしょう。
話を戻しましょう。
このような経験から、僕は自分が正しく不正解を導き出してしまう癖があるということを、構造構成主義を知る前からすでに認識していたわけです。
ですので、僕は「うわ、これ苦手や」「これはやりたくないな」と思うことから先に取り組むようにしてきたのです。
そしてその結果、今があるのです。
経営の勉強というのは、ノウハウ(技)を仕入れてもそれが実践できるだけの精神を持っていないと実践できないものです。逆に、心を持たずに実践できる人間というのは下手すると悪どい商法でも簡単に実践できてしまう危うさも持ち合わせています。
経営のことについて学ぶ、ということはすなわち自分自身と対峙しダメな自分、今の自分を乗り越え、結果を出せる自分に成長していくことなのです。
治療セミナーばかり受けている先生が稼げない理由とは
昔から習い事での多くの要素で〝心技体〟と言うものがあります。
治療技術も身体を使って相手(患者さん)の身体を操作するという特性がある以上(エネルギー療法であってもそれをいかにリアルにイメージするかが大切な要素なのでリアルでできないとイメージもできない)、まずは身体の使い方(柔道等をしている人が有利なのはこのあたりではないでしょうか)を訓練し、そこから技(これがそれぞれの治療法)を訓練する。
さらにその上で患者さんと向き合うためであったり、上達できない部分を克服していくであったりという自分と対峙する部分があるべきです。
しかし、治療セミナーも商売なのであまりシビアなことを言うと受講生がいなくなってしまうため、どうしても楽しい部分に特化して教えることが多いです。
「本当は◯◯ができないとちゃんとできないよ」
良い治療法の先生であれば、ポロッとそういうことを言われます。
でも、多くの受講者には届きません。
実はこれは治療セミナーが悪いのではなく、そもそも稼げない人が治療セミナーにハマりやすいという特性を持っているからなんです。
治療セミナーに出ているとアピールすると、同業の先生方からは「◯◯先生、すごいっすね、勉強熱心だ!」と褒めてもらえます。
治療セミナーに参加したら、できてないときはそれほど怒られることもなく丁寧に教えてもらえ、できるようになったら「できたね」「上手だよ」と褒めてもらえます。
褒められることは別に悪いことではないのですが、他者承認欲求を拗らせている人はこの〝褒める〟という行為が依存心を高めてしまいます。
そしてそういう人は、自分にとって都合の悪い情報はシャットアウトします。
教える側の先生が「本当は◯◯ができないとちゃんとできないよ」と言っていても、それは耳に入りません。
治療セミナーという情報の中から、自分に都合の良い部分だけを抜き取って、頑張った気、できた気になって悦に入ってしまうのです。
他者承認欲求を拗らせている治療家は、患者さんにも認められようと必死です。
本来、患者さんは自分を受け入れてほしい。
大変だったね、と共感してほしい。
その上で問題を解決してほしい。
それなのに、「どうや、俺すごいやろ」という態度をし、下手すると言葉に出す。
専門用語を羅列してすごく見せようとする。
変な服装や髪型をして、名人達人風を装い、なんとかすごいと思われようと躍起になる。
患者さんの間違いをいちいち正してマウントを取る。
このようなことをしてしまいます。
その結果、そういうのにハマる変わった、ほんの少数の患者さんしか通院しなくなります。
そういう患者さんは「先生すごい」と称えてくれるので、売上は低くても仕事が楽しい。
そして経営の勉強をすると、自分のダメな部分を改善するという苦行が待っているから本能的に手が出ない。
まさに「欲望に歪められた知性は正しく不正解を導く」の典型的なパターンです。
治療セミナーには、まるで夏の夜に虫が街灯に集まるかのように〝他者承認欲求拗らせマン〟たちが集まってしまう傾向があるのです。
要するに、治療セミナーに熱心に通ってる人が稼げないのではなく、稼げない人が集まる可能性が高いのが治療セミナーであるということなのです。
稼げない自分を変えることはできるのか?
結論、できますが年齢制限有り。
女性はわかりませんが、男性の場合は40歳まで。
40代は今まで楽した分、しんどい思いをしないと変われません。
50代まで変わらずいた人はむちゃくちゃしんどいです。
多分無理。変われない。
多くの人が年齢とともに「あの人はプライドが高いから・・・」という、その正体である他者承認欲求、その制御ができなくなります。
年齢とともに前頭葉は萎縮していきます。
それを防ぐのは、我慢という行為です。
子供に我慢を覚えさせるのが重要なように、オッサンになってきても我慢することを忘れるとただ欲望丸出しの老害になってしまうわけです。
できれば30代のうちに経営の勉強を、ノウハウだけでなく自分と対峙させてくれる〝場〟に自らを置き、辛いこと、苦手なことに立ち向かうようにしたほうがいいです。
40代までクズだった人間は、50歳以降はもう今後クズなまま生きていかなければならないことのほうが多いです。
稼げてない先生はノウハウを仕入れることに必死になっても成功できません。
方法には手順があります。
その手順の中には、もしかするとやりたくないこと、苦手なことがあるかもしれません。
やりたくないから、苦手だからと手順を変えてしまうと結果も出ません。
また、成長もしませんのでいつまでも低いステージから這い上がることができません。
ラボでもそうです。
50名近くの会員の先生がいらっしゃいます。
同じことを学んでいるのに、なぜ年商4000万円近くまで出せる先生と、いつまでも年商500万円以下の先生がいるのでしょうか?
最高売上の先生と最低売上の先生で数十倍の差がつくその理由はいったい何なのでしょうか?
ラボに限らず、どのコミュニティでもその格差が起こるのはなぜなのでしょうか?
身も蓋も無い言い方をすれば、稼げないやつは稼げないのです。
稼げない自分を、稼げる自分に変えていかない限り。
独身であれば稼ぐことから逃げ、田舎に引っ込んで時給自足を目指すのも人生です。
ただ、それでも日本という国にいる以上、最低限稼いでない場合は稼いでいる我々の納税のおかげで生かされることを自覚しなければならないわけです。
身体は健常なのにただメンタルが弱く逃げ続けてるだけの人間は、生きているだけでも迷惑をかけているという自覚を持つべきなのです。
家族を持っているならば、子供のことを考えるべきです。
綺麗事を言っても、良い教育を受けさせるにはお金が必要です。
稼ぐことから逃げ続けている人ほど、教育を蔑ろにして自然と戯れさせたりしているが、教育を受けさせないということはその子の人生の選択肢を奪うことになる。
過度な教育の押し付けはDVになってしまうこともあるが、我が子を自身の他者承認欲求の犠牲にするのも立派なDVです。
厳しいことを書きましたが、これが現実。
30代でまだ稼げてない先生、間に合います。
自分のプライド(という名の承認欲求)、未知の世界への怖さ、そんなものは捨ててラボに来てください。
あなたはまだ変われる。
40代でまだ稼げてない先生、危険です。
老害になりつつあります。
抜け出すなら1日でも、1時間でも、1分でも、1秒でも早くそのアクションを起こすべきです。
あなたのそのプライド(という名の承認欲求)による被害者はすでに存在しています。
これ以上悪化させないためにも、今すぐにラボに来てください。
50代以上でまだ稼げてない先生、もう手遅れです。
多分変われない。
変わる気もないでしょ?
ラボに来られても勉強会や懇親会に参加せず、自分を丁寧に扱ってくれる自分より若くて稼げてない先生を取り込んでラボの文句を言って傷を舐め合うようなことをするくらいしかできないと思います。(前例たくさん有り)
迷惑なのでラボには来ないでいただきたい。
ただ、例えば結婚が遅くて子供がまだ小さいとか、そうでなくても高校だ大学だでお子様の学費がかかるとか、自分の責任で養育しなければならない家族がいるようでしたら、今までを反省し、ラボで学び、自らと対峙しダメな自分を自覚させられる覚悟で来てください。
治療のセミナーを受け続けているのに稼げてない先生が自覚しないといけないたった1つのこと
ちゃんとした治療法を教えておられる先生は、自身の院の売上もちゃんと出されてることが多いです。
そんな先生の元で学んでいて、稼がない、貧乏であるというのは、教わっている先生に対して失礼なことをしているという自覚を持ったほうがいいです。
治療院の売上というのは、患者さんのありがとうの数です。
売上が高いということは、たくさんの患者さんの問題を解決したという圧倒的な証拠です。
治療法を学んでいるのに売上が低いということは、その治療法をちゃんと使えていない証拠です。
受講したときは熱心なふりして、結局は承認欲求を満たすだけのための受講だから結果が出ない。
ちゃんとできてない証拠ですし、そういう先生が治療法の名前をアピールしようものなら、下手するとその治療法の評判を落としかねません。
治療法を学ぶということにも責任が生じる、それが世の中の道理ということを自覚しなければいけません。
まとめ
結局のところ、治療セミナーに罪があるというわけではなく、その構造上どうしても稼げない人が依存しやすい状況であるということになります。そして冒頭に書いていた治療に興味がないと言っていた先生は、治療の勉強をして「売上をあげるのがとても楽になりました」と言っています。
治療の勉強と経営の勉強をセットで行うことで、心技体のうち技と心についての学びを深めることができます。
ありのままではダメで、流れに身を任せたら低いところに落ちていくのが世の中です。
成長し続けてるために日々挑戦する。
そうすることで違う世界が見えてきます。
人生のステージが変わります。
30代から40代前半の先生方で今売上にお困りの先生は、成長してステージを上げることで売上も必ず伸びてきます。
そして成長したときにはあなたの価値観は変わり、今までいやだったこと、苦手だったことがそうではなくなっています。
治療院経営ラボでは、そうやって成長してきた先生をたくさん見てきました。
そしてその先生方が、今もラボで新たな挑戦をし続けています。
次はあなたが成長する番です。
治療院経営ラボで、挑戦してみてください。

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