こんにちは、治療院経営ラボ主宰の松村です。

治療家の皆様、プレジデントという雑誌読んでますか?
僕は読んでません。笑

あれは、そこそこ稼いでるサラリーマンか、それに憧れてる意識高い系サラリーマンが読む雑誌と個人的に定義しているから。

まあそんなことはどうでもいいのですが、今回のプレジデントだけは買いました。

記事内に、実力のある治療院を見分ける基準が書いてありました。

・院前、院内が清潔に保たれているか
・10年以上のキャリアがあるか
・治療の時間売り(〇分〇〇円)や回数券売りを行っていないか
・自分がどんな治療を受けているのか説明してくれるか
・人のツテを頼れ、ネットのクチコミは信用するな

というものでした。

あとは国家資格を持っているかどうかなどの法的なものや、なんでも背骨や骨盤のゆがみのせいにしているところは治療の勉強をしていない、テレビに出ているから凄いわけでないなど、我々としては当たり前ですが一般の方々はわからないことが書いてありました。

さて、なぜ最初にプレジデントの記事を取り上げたかというと、理由があります。

それは、プレジデント読者層の奥様は自費患者、すなわち、治療院のターゲット層だからなのです。
なぜかという根拠は割愛しますが、ターゲット層であることに間違いはありません。

ラボの前身であるアカデミーの頃からもう5年間主張してきたことが、ようやく一般の人たちにも目にするようになったことは非常に喜ばしいことです。

 

では本題に入ります。

BHS療法のセミナーを受講させていただきました

11月3日(日)は朝から飛行機に乗り東京入りしました。
当ラボの技術顧問をしてくださっている、肘井博行先生のBHS療法のセミナーを受講させていただくためです。

全国から治療家の先生方が集まりました。

教えていただいたらすぐに成果を出すことができる技や、数をこなしてしっかり習得しないと安定して成果を出せない技まで色々と教えていただきました。

また、手技という世界の中でとても大切なことが治療効果につながる、数値しか信用できない医師には絶対に理解できないけど我々にとってはとても大切なことを教えていただくこともできました。

正直、「わかっちゃいるけどなかなか継続してずっとできてないよね〜」って感じのところで、今日からしっかり実践することで自身がやっている治療の効果も飛躍的に上がるものでした。

 

 

技を一つだけ公開します

肘井先生に動画をいただいたのですが、その動画の中から1つだけならブログで公開していいよと許可をいただいたのでここでシェアさせていただきます。

 

ちょこっと触っただけで身体が変化する、というものです。

 

「そんなの見せ方じゃん」

 

そうひねくれた意見もあるかと思います。
でも、それも大事だと僕は考えています。

というのも、患者さまは素人なので自覚的な所見でしか判断しません。

痛みというのはすごく曖昧なもので、本人が痛いと言ってしまえば痛いってことになります。

これは国際疼痛学会の痛みの定義を見てもそうです。

単に組織が破壊される刺激云々、ではなく、過去にその刺激の経験を・・・なんて書いてあるわけですから。

病院での入院患者さまの管理でも、バイタルサインに痛みを入れるかどうかというのは議論されています。
しかし、痛みを基準の一つに入れたほうが投薬量は増え、かつ病気の回復は遅かったという論文まであります。

実は、患者さまが訴える痛みや自覚的症状というものは、

 

「人としては無視してはいけないが、治療家としては囚われてはいけないもの」

 

だと思うのです。
そういう点で肘井先生の治療は、痛みと身体の変化の両方にアプローチできる素晴らしい技術だと思います。

 

 

私がBHS療法をオススメする5つの理由

たくさんあるのですが、そのうちの重要な5つに絞りました。

①肘井先生の経験値

最近は、臨床経験が少ない若い先生も治療のDVDを発売したり、治療セミナーをするようになってしまっています。
これは結構危険な行為です。
例えば五十肩の治療であっても、肩だけを診てよくなることのほうが稀なわけですから。

また、技術や手法云々以前の、治療家としての心構えや患者さまの身体の触り方、そもそも身体を診る方法や基準などが全然できてない先生のほうが多いです。

院経営のための権威付けという側面もあるのでしょうが、下手な治療を広げるのは患者さまに健康被害を与えることになるのでやめていただきたいものです。

その点、肘井先生は年数、のべ人数ともに素晴らしいキャリアをお持ちで、なおかつ単に数十年もんでいたわけではなく、様々なものを勉強され、そして自身のオリジナルに昇華していくということをされています。

セミナー中に「〇〇(傷病名)のときはここに気をつけないとダメだよ」という、肘井先生の経験と理論を基にした情報がたくさんちりばめられています。

 

②治療の本当の基礎がわかる

解剖学や生理学、という医学的基礎はもちろんですが、自身の身体を使って行うのが治療である以上、手や身体の使い方や感覚の使い方、それらの高め方という治療としての基礎もとても重要になってきます。

肘井先生は、極論ですが素人のような治療家にでも親切丁寧に伝えてくださいます。
手法云々より、そういう基礎の部分を学ぶだけでも、飛躍的に自身の治療レベルは上がります。
というか、ラボの会員の先生の中にもそのあたりが全然できていない先生がたくさんいるので、本音は会員全員に受講してほしいとさえ思うほどです。

 

③学んでいる技術の邪魔をしない

治療方法には相性があります。
理論そのものが正反対の場合もあります。

しかし肘井先生がお伝えする治療法は、治療そのものの原理原則であることがほとんどなので、今自分が学んでいる他の治療法があったとしてもそれを邪魔することがないばかりか、それすらもレベルアップすることができます。

 

④あらゆるジャンルを網羅できる

世の中には、筋肉系(筋膜リリースをはじめとした筋肉へのアプローチ)、骨格系(カイロや整体等、骨格を整える)、東洋医学やエネルギー系、催眠系など、様々なジャンルの治療法があります。

肘井先生ご自身が、すべてのジャンルの治療をされていますので、それぞれの技術や融合した技術を学ぶことができます。

特にエネルギー系は、他の駄目なエネルギー系セミナー受講者が、だいたいキラキラ系になって全能感を出しちゃって、大して治療できもしないのに達人オーラ出してるのに対して、肘井先生のエネルギー療法は真逆をいきます。

どこかの若い先生は「もはや治療師を超え・・・」などと言ってる先生もいるようですが、それは残念ながら超えてないどころか治療師とも呼べないレベルであるわけです。
肘井先生から学べばなぜそうなのかも絶対に理解できることでしょう。

 

⑤治療家としての心構えを知ることができる

僕らが修業時代、ぶん殴られたり、朝から深夜までコキ使われながら叩き込まれたものを、肘井先生はわかりやすく、そして優しく教えてくださいます。

僕の個人的な意見としては、若い先生や、理不尽を経験してないキャリアの浅い先生ほど、技術はもちろんですが、この心構えをしっかり身につけたほうがいいとさえ思います。

そうすると天狗になったり、全能感が出てしまったりすることなく、真摯に患者さまに向き合うこともできます。

また、この心構えを知らずに数をこなす(臨床経験を積む)よりも、心構えを知って数をこなすほうが、伸び率もいいです。

 

 

治療院経営ラボ流、BHS療法の歩き方5ステップ

さて、あらゆるジャンルを網羅している肘井先生のセミナーだからこそ、「何から受講したらいいの?」という問題が出てくる可能性もあります。

そこで、ラボの経営理論から導き出した、BHS療法の歩き方を紹介させていただきたいと思います。

 

ステップ①白帯の気持ちになる

全く治療の勉強をしていない先生でも、患者さまから「先生」と言われ、内心は治療ができない自分に嫌気がさしながらも、それでもプライドだけ一人前になっちゃっているということが多いです。

治療の勉強を多少している先生は、自身が学ばれたものを否定されたくないあまりの防衛反応から、「僕の治療では〜」と、あたかもその治療法の代表選手のようになってしまうことも少なくありません。

しかし、それらはせっかく受講料を支払って勉強するというのに非常にもったいない行為です。

プロ野球選手でも、サッカーを習うときは初心者です。
まずは素直に聞き入れ、実直に言われたことをやろうと努力することこそが上達の秘訣だと考えます。

真っ白な、素直な心で受講しましょう。

 

ステップ②手技系から受講する

私は、治療の基本は「手」だと考えています。
ですので、実際に触って患者さまの身体をコントロールして改善していく、という手法こそが基礎であると思っています。

だからこそ、手ができていない人が遠隔だ、エネルギーだ、波動だと言ったところで、それはまやかしに近くなってしまうとさえ思うのです。

暴論を言いましょう。

 

「お前がエネルギーを送ったり入れたり、なんかわけのわからんことをしてる時間より短い時間で、俺は手で身体を変化させられるぞ」

 

ということです。
もちろん、僕は名人達人ではありませんが、そのへんのキャリアの浅い先生よりはかなり上にいる自負と自覚はあります。

基本は「手」です。
手技ができるからこそ、他のジャンルの治療法が活きてくるのです。

ぜひ、手を使う講座から受講してください。

 

ステップ③手だけでなく、身体の使い方を含めた全体を見る

BHS療法に限ったことではないと思うのですが、講師の先生が見本を見せると、どうしてもその手先に集中してしまいがちです。

もちろん大事なポイントではありますが、それだけでなく、例えば講師の先生が足首を触るときに、右足首を触るときにどっちの手でどこを持っているか、身体の位置は足に対してどんな位置か、身体をどう動かして操作しているかなどもとても重要なポイントになるかと思うのです。

また、手技そのものもですが検査法もしかりです。

キャリアの浅い先生の中には、検査がまともにできないという先生が多くみられます。
この検査とは、単に徒手検査のことではないのですが、「え?違うの?」となった先生は勉強不足かと思われます。

BHS療法のセミナーを受講し、そのあたりの基礎の基礎から学ばれることをお勧め致します。

 

ステップ④懇親会に参加する

案外重要なのがこれです。
僕自身もセミナーをやるのでわかるのですが、懇親会に出ないほどもったいない行為はありません。
例えば肘井先生なら、わざわざテーブルをまわってきてくださって色々お話を聞かせていただいたり、質問させていただいたことにも丁寧に回答してくださいます。

治療って感覚的なものも大きいので、実際に触っていただきながら「こんな感じだよ」と教えてくださいます。

これは大人数でやるセミナー時には不可能なこと。
なので、技を盗むのにはとても良いチャンスなのです。

ラボでも、毎月の勉強会の出席率と懇親会の参加率と売上が綺麗に比例しています。

オッサン達でただ飲んで楽しくやってるだけでなく、チラシや文章の添削が始まったり、院の経営方法や治療の話が始まったりと、経験をシェアしあったり、そのときのセミナーのテーマでないことでも普段疑問に思っていることをぶつけられるチャンスなわけです。

用事も色々とあるでしょう。
しかし、多少は無理してでも、そして酒が飲めない身体でも懇親会は参加すべきだと思います。

 

ステップ⑤家族に感謝の言葉を

男性なら、休日に家族をおいて1日家を出るわけですね。
しかも受講料と交通費を支払って。

女性はシビアですので、セミナーを受講しても売上が伸びなければ、「そんなセミナーに行くくらいなら、家で子供相手してよ!」なんて言われかねません。

セミナーを受講して懇親会で飲んで、気分よく帰ってきたら奥様が不機嫌だったというのは案外多いパターンです。

かと言って、「いつもごめんね」って謝罪的なことをするのもどうかと思うのです。

だって、治療でお金稼いで家族食わせてるんですから、本音を言えば感謝して欲しいくらいですよね。
正直、

 

「なんでいちいちあやまらなアカンねん」

 

って私なら思います。

そうならないためにどうするか?

そして、私はいつも思うのですが女性って言いがかりをつける天才です。
男性が、その場をおさめようとして「とりあえず」謝るってのは、実は通用しません。

何が悪いと思ってんの?
なんで悪いと思ってんの?
あやまったらそれで済むと思ってんの?

ありとあらゆる言い分でこちらを攻撃してきます。
ヤクザ真っ青。

なぜそんなことになるかというと、謝るからなんです。

だから、

 

「今日はセミナーに行かせてくれてありがとう」

 

と、感謝の言葉を言っておけばいいのです。
あ、言っておけばいいとか軽々しい感じで書いてしまいましたが、男性の本音としては、思ってなくても言っときゃいいんです。

どうせ謝ってる先生方も、本当は「ごめん」なんて思ってないですよね?
同じ思ってない言葉を発するなら、感謝の言葉をチョイスするほうがよっぽどマシです。

家族に「ありがとう」を言いましょう。

 

 

注意!治療セミナーに甘えるな!

治療が好き、それは良いことです。
我々の仕事って、幸せなのは自分のやりたいことと、世間が求めることが合致することなのです。

例えば音楽。

自分たちが作りたい曲と、売れる曲は違います。
そうじゃないと、歌も踊りも中途半端なアイドルの曲が売れる道理がありませんよね。

うちの院にそこそこ業界で有名なロックバンドのメンバーが受診されていますが、そもそもロックが売れない。
メジャーデビューをしては、レコード会社からの「売れる曲作れ」というリクエストと合わずにやめてしまうという感じです。

その点、「良い曲=売れる曲」という等式が成立しやすいのが我々の業界です。

であるがゆえに、やりたいこと、ようするに道楽や趣味の延長になってしまいがちです。

治療の技術セミナー、僕も大好きなんですよね。
見本を見せていただいて驚き、やってみて「すげ〜」ってなります。

失礼を承知で言うのなら、半分勉強、半分遊びという側面があるものです。
セミナーが終わったら、翌日から早速使いたくて仕方ありません。

しかし、好きなことをやっているからこそ、院の売上を伸ばさないと意味がないのです

肘井先生にしても、ご自身がお伝えしている治療法を勉強している先生方の院の売上が悪いとわかれば悲しまれるでしょう。

良い治療を学ぶのなら、その治療法を穢さないためにも、正攻法的な経営をして、しっかり収益を出すことが義務なのです。

治療セミナーに甘えて、経営努力を怠るくらいなら、治療のセミナーは受けないほうがいい、そう思います。

 

 

値引き、回数券はやめなさい!

良い治療法を学ばれているなら、値引きや回数券はやめましょう。
理由は二つ。

①経営的な理由

値引きで集まる人とは

値引きで集まるのは、値引きというお得感に群がる人たち。
砂糖に群がるアリです。
あと、値引きってのは、要するに広告の反応を上げるための手段なのですが、最初は反応があっても、約半年〜1年で反応が落ちます。これはデータで出ています。
ペンペン草も生えない焼き畑農業的な手法が値引きキャンペーンなのです。

回数券は売上ではない

会計上、回数券でまだ役務を果たしていない分は売上とは言えません。
では、何か?

 

負債

 

です。
そう、患者さまから借金をしているわけです。
「月商300万」とか言ってるコンサル、借金が月300万ってことなのです。
間違いなく院が潰れます。
今すぐやめましょう。

治療セミナーをしていながら、値引きや回数券販売の手法を教える講師もいますが、これほど矛盾した方法はないことがおわかりいただけるかと思います。

 

②モラル的理由

どちらかというとこちらのほうが大きな理由だと個人的には考えてます。

例えばBHS療法の場合は、肘井先生が苦労して学ばれて、そしてご自身の院で実践し結果を出し、たくさんの患者さまに喜ばれている治療法です。

 

あなたはそれを3回1980円とかで安売りしますか?

せっかくの良い技術を使って、回数券で借金を増やしますか?

 

講師の先生に対して失礼だと思います。
僕がもし治療のセミナーをしていて、受講している先生がそんなことやってたら泣きたくなりますね。

そんなことをしなくても、院を流行らせることはとても簡単です。
安易に、悪魔に魂を売らないでください。

 

 

まとめ

長くなってしまいましたね。
この時点で、実は6500文字以上になってしまいました。

優れた治療法はたくさんあると思います。
ですので、皆様が信じた治療法を信じればいいと思います。

しかし現在、経験が10年そこそこと日の浅い先生は、BHS療法で基礎から応用まで学ばれることで、院経営においても治療家としても飛躍的にレベルアップできることは間違いありません。

また、よく「治療と経営は別モノ」と言いますが、実はそうでもない場合もあります。

というのも、

 

治療ができない先生の院で流行ってる院は存在する。

しかし、本当に治療ができる先生の院も必ず流行っている。

 

ということなのです。

ラボの場合でも、経験値が低くて治療の勉強をしたことなく開業した先生のほとんどが、院の内装から機械選びから、何から何まで間違えています。

逆に、しっかり勉強されている先生は、そのあたりの感性も磨かれているので、あとは経営手法を乗せていくだけで結果が出てきます。

その点、BHS療法のセミナーでは、単に治療法だけでなく言葉のかけ方や気遣いの方法なども学べます。
治療家としても経営者としても学べることはとても多いかと思います。

本当に良い治療セミナーと出会うことも縁です。

この記事が縁になり、経験の浅い先生が良い治療家に育っていただければ幸いです。

 

 

※BHS療法に興味を持たれた先生方へ

現在、BHS療法は「誰でもかれでも自由に参加」というわけではありません。
受講を希望される先生は、一旦私にご連絡いただけましたら幸いです。

ただ、その際にあまりに無礼な言動、対応がある場合は、紹介させていただく前に私の一存で跳ね返します。

礼儀礼節、社会一般常識がない治療家は、この世からいなくなればいいと私自身は考えておりますので、そういう人に助力する時間は一切ありません。
ご理解のほど、よろしくお願い致します。

ご連絡は私のFacebookからお願い致します。

治療院経営ラボ主宰
松村 正隆Facebookアカウントはこちら→ https://www.facebook.com/masatakam1

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