こんにちは、治療院経営ラボ主宰の松村です。

さて、今回はお金のお話です。
と言っても、さほど難しいことではありません。

 

まず最初に、質問です。

あなたは、家庭をお持ちですか?
あなたのお子様は、学校に行っていますか?
あなたは、舗装された道路を歩きますか?
あなたは、信号のある横断歩道を渡りますか?
あなたは、病院にかかるときに健康保険を使いますか?

もし、ひとつも当てはまらないという人はこの先をお読みにならなくても大丈夫です。

仙人のような生活をしておいてください。

 

僕も含め「治療院で月商100万円」というのは多くのセミナーやコンサルが言っています。
これは最高の数字ではなく、最低限の数字。

治療院に限らず、自分で事業をやる以上は経営者の責任として出さなきゃいけない数字なのです。

では、なぜ月商100万円なのでしょう?

正直、「食ってけたらそれでいい」と思うことってありませんか?

 

自分だけ、自分の家族だけ、に視点を合わせるとそうなのかもしれません。
しかしながら、商売とは「三方よし」である必要があります。
(三方よし、がわからない先生はググりましょう)

 

今回は、月商100万円以下の治療院の真実について書いていきたいと思います。

 

税金の受益と負担

内閣府が経済財政諮問会議に提出した「税・社会保障等を通じた受益と負担について」という試算があります。
まずはその中の表をご覧ください。

データ自体が2015年のものなので、この表では、年収400万以下なら税金の負担よりも、公共サービスや社会保障を受ける受益のほうが高く、年収400万〜800万ほどでトントンというデータが出ています。

「今でしょ!」の林先生がテレビで言っていたのが年収890万円以下が受益のほうが大きいというデータも現在ではウソではないでしょう。

冒頭で私が質問した意味がおわかりいただけましたでしょうか?

この日本という国で生活を送る以上、この構造から逃げることはできないのです。

 

月商が低い治療家あるある

治療家というのは、健康に携わる仕事をしているため単に解剖学や生理学、技術系セミナーにとどまらず、東洋医学や食事療法等について勉強することが多くなります。

それをどう使うか、というのも資質にはなってくるのですが、どうしても色々学んでいくことで、電磁波だ、運勢だ、という方向に行きます。(別に電磁波が人体に悪影響を与えるということに反論はしません)

自然を愛し、自然食だ、と勉強していくうちに、「お金じゃないよ」という価値観に変化してしまいがちです。

売上を出している先生なら良いバランス感覚でそういうものを取り入れるのですが、なぜか売上の悪い先生ほど現実から目を背け、「お金じゃない」などと言い出します。

患者さまはゼロにはなりませんので、数少ない、自分に賛同してくれる人の意見だけを取り入れ、「お金」という概念を受け付けない。

治療好きを気取り、「別にお金なんてもらわなくても大好きな治療ができれば」という。
売上が悪いのにやたらとボランティア活動に精を出す。

あげく、何でも治せる的な発言をしだす。

経営的な話になると「流れのままに〜」と言って、経営努力から逃げる。

はっきり言いましょう。

悟りは稼いでから開け、と。

 

良い治療家は、良い経営者である

良い経営者が良い治療家とは限りません。
しかし、僕が色々な先生方と接してきて感じるのは、本当に治療ができる先生というのはしっかり稼いでいます。

世の中お金「だけ」ではありませんが、お金で解決できる問題のほうが多いのは確かです。
良い治療ができるようにするためにも、交通費や受講料というお金が発生します。
良い治療機器を購入するにも、もちろんお金が発生します。

そして、ご自身やご自身のご家族を養う必要もあります。

良い治療家の先生は、そういうことを身をもって理解されているからこそ、キレイゴトは言われません。
お金も大切にしながら、お金以外もとても大切にされています。

 

最低でも月商100万円にしなければいけない3つの理由

さて、今までの経緯から治療院を経営する上で、月商100万円が最低目標なのかということを書いていきたいと思います。

月商100万以下だと、受益のほうが大きい

月商はあくまで売上です。
年商にして1200万ですので、そこから経費を引かなければいけません。
年商が900万とかだと、受益と負担で言うのならば、あなたは支払う税金分より受益のほうが大きくなってしまっているのです。

非常にきつい表現ですが、生きているだけで国に負担をかけている状態なのです。

ですので、そういう状態の先生は「四の五の言わんと働いて稼いで社会貢献せえよ!」ってことになります。
お金じゃないだなんだというのは、国の負担にならないようになってから言えってことです。

 

月商100万円以下だと、家族に迷惑をかける

たとえばお子様が二人おられたとします。
月商60万円しかない治療院だとすると、私学の大学に二人通わせることはできないかもしれません。
お子様がやりたいことを見つけ、そしてそのために進路先を選んだところで、「お金ないから無理」となってしまうのはあまりにも不憫です。

僕は、贅沢は何かと聞かれたときに必ず「選択できること」と回答します。

お金だけではありません。

例えば僕の治療院に中学生や高校生も受診されますが、僕は「勉強はしたほうがいい」と言ってます。
なぜなら、成績がよければ志望校を選択できます。

東大でも京大でも阪大でも好きなところに入れるなら、例えば東京行きたいから東大だとか、山中教授に会いたいから京大だ、という選択ができてしまうのです。

スポーツでも同じです。
強ければ、色々な強豪校から声がかかり、そこから選択することができます。

お金も同じです。
何かを買うときに、買うか買わないかを選択できる。
お金がないと、「買わない」ではなく「買えない」だけで選択肢がないのです。

あなただけでなく、ご家族からも選択肢を奪うのは罪悪ではないでしょうか。

 

身近な人に心配をかけている

例えば治療セミナー継続して受講しているとします。
少ない売上から受講料を捻出して、家族に負担をかけて・・・

教える側の先生の気持ちを考えたことはありますか?

治療を教える先生は、良い技術、信じた技術を提供することで患者さまの健康の手助けをし、受講される先生の院も繁栄してほしいと願っていることがほとんどです。

これは僕自身も、講師をするようになってよくわかる気持ちですが、受講される先生の院の売上が悪いというのは悲しいものです。

「金払ってんだから自由だろ、そんなの」なんて言う底辺の消費者理論をお持ちなら治療家をやめたほうがいいです。
治療セミナーを趣味にしてしまっているのはよくないですし、講師の先生もそんな先生からお金を受け取りたくはないのでは?と思います。

それ以外にも、もしかするとご友人だ、修業していた先の恩師だと様々な人が心配してくれているのかもしれません。

にも関わらず、周りの人の気持ちを理解せず経営努力をしないのは罪悪以外の何者でもないです。
他者の気持ちを理解することなく、良い治療などできません。

 

月商100万円を達成するためにやるべきこととは?

「えらそうなことばっか言いやがって」と思われたかもしれませんし、売上が悪い先生にとっては目を背けたくなるような現実を語ってきたのですでに最後までお読みいただいていないかもしれません。

しかし、歯を食いしばってお読みいただいた先生もおられるかと思いますので、書き進めていきたいと思います。

売上が悪い先生、3つのタイプ分類

実は、治療院経営ラボというコミュニティで経営を指導させていただいたり、セミナーを開催させていただいていてわかったことですが、売上の悪い先生には3つの共通点があります。

タイプ①実践しない
タイプ②すぐにやらないで先延ばしにする
タイプ③勝手に自分なりの解釈で方法を変える

だいたい、売上の悪い先生はこの3つのうちのどれかに当てはまり、成功する先生はこのどれもに当てはまらないというのが現実です。

タイプ①とタイプ②のタイプの先生が最初にするべきこと

まず、現在の年収を算出しましょう。
その年収のまま、10年後にどうなっているかを考えてみてください。

今、お子様が5歳なら、10年後は高校受験。
今、お子様が8歳なら、10年後は大学受験。

高校や大学、専門学校の学費を調べてみてください。
あなたは何歳になりますか?
奥様は?
ご両親は?
奥様のご両親は?

お子様やご両親の経費はだいたいいくらかかってくるでしょう?

今、売上が悪い先生で、実践しない、先延ばしにするという先生の10年後に明るい未来はありません。

奥様から三行半を突きつけられているかもしれません。
一家心中かもしれません。

最悪、を想定してください。
絵空事、ではありません。
今のままでは10年以内にあなたの身にふりかかる現実である可能性が高いのです。

それを回避するために何をすればいいのかをしっかり考えましょう。

タイプ③の先生が最初にするべきこと

実はこのタイプの先生は一番成功しにくいタイプです。

自分の中では、ちゃんとやってるつもりなんですよね。
ちゃんとやってるのに結果が出ないものだから、自分が悪いのではなく手法が悪い、講師が悪い、アレが悪い、コレが悪いと責任は全部他者ということになってしまいます。

で、話を聞いてみるとだいたいお伝えしたやり方をちゃんとやってません。

このタイプ③の先生は更に次の2つに分類できます。

⑴「俺は〇〇だから〜〜だ」という思い込みから我流に変えるタイプ
⑵まったく無自覚なタイプ

⑴のタイプの先生に関しては、自分だけが特別なわけではないと理解されると素直に実践するようになります。
ただ、今まで長くそうやってきたため、すぐには修正できません。
「いや〇〇だし」という思考が出た際に、悪い癖が出たなと思って、自分のやりたいようにやらない、要するに我慢するという努力は必要なってくるでしょう。

⑵のタイプは非常に難しいです。なぜなら、自覚がないから。
なので、この記事を読んでも「あ、俺のことじゃないな」となってしまうことが多いです。

こういうタイプの先生は、例えば手技のセミナーでも、「右手で患者の左手首を把持し・・・」と説明しても、普通に左手で患者の右手首を把持したり、左手で左手首を把持したり・・・をします。

でも自分の中ではちゃんとやってるつもりだから、患者さまが良くならないのはその技術が悪いとなってしまいます。

他者から指摘されないとわからないものですが、指摘されてもすぐには認識することができないというのが現状です。

どちらの分類にせよタイプ③の人は、可能ならセミナーは録音しておいて、帰宅してから何度も聞き直すなどして1回で終わらさないようにしたほうがいいでしょう。

ちなみにラボでは、録音OKにしていますし、毎月開催する会員限定のセミナーは動画撮影をして後日配信するという仕組みで、何度でも間違いを修正することができるようにしています。

 

まとめ

さて、普段から「お金なんて」と言って稼げていない先生にとってはかなり辛口な内容でした。
しかし、これが日本という国で生活するうえでの現実です。

自然を愛するのは悪いことじゃないです。
健康な食事をすること、食材にこだわること、健康に関する環境にこだわることは悪いことではないです。

しかし、稼げていないのなら、先に稼いで納税しましょう。

「何に使われてるかわからないのに払いたくない」

それは、受益と負担の比率が受益より負担のほうが大きくなって、自分自身が国の負担になっているという現状から脱却してから堂々と言いましょう。

 

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あなたがもし月商100万円以下の場合、国家資格をお持ちでしたら最短で月商100万円まで達成できる具体的な方法をお伝えすることができます。

もし、タイプ③の先生であっても大丈夫です。
その認知の歪み、矯正できます。

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