こんにちは、治療院経営ラボ主宰の松村です。

本当は、人が集まるコミュニティを運営して収益をガンガンに上げていきたい場合、僕みたいに〝現実〟という名の本当のことなどは言わずに、〝夢〟や〝希望〟という名のウソを並べ立てたほうが人は集まるんですよね。

僕はある意味で壊れてまして、すぐに本当のことを言っちゃう病なんです。
ですのでブログでも本当のこと、正論を言ってしまうわけです。

でも、案外とこれは経営に向いてるんですよね。

例えば

経営には常道というものがある。
奇想天外の方法はない。
企業は、いつもある程度の余裕をもち、堅めの経営をすることが大切だ。
6代目武田長兵衛

とあるように、経営に大切なのは近道やトリッキーな方法ではなく、セオリー通りのことをコツコツと積み重ねていくことのほうが大切なのです。

僕の母校である報徳学園は、商売の神様と言われている二宮尊徳の教えを教育のベースにした学校でした。
公立が道徳という授業があるようですが、報徳生はみな「報徳講話」という、二宮尊徳の一生を学ぶという授業がありました。
今はなんちゃらハラスメントだなんだとうるさいから撤去されつつある二宮金次郎は尊徳の幼少時代ですね。

そんな中でも

積小為大(せきしょういだい)
二宮 尊徳

大事を成さんと欲する者は、まず小事を務むべし。
大事を成さんと欲して小事を怠り、その成り難きを憂いて、
成り易きを務めざる者は、小人の常なり。
それ小を積めば大となる。
二宮 尊徳

と2つとも同義ですが、要するに「小さなことからコツコツと」ということを言っておられる。

ダイエットと同じです。
医療人だからおわかりですよね?
変な形のスリッパはいても、指にテープ巻いても痩せませんよね?

治療院といえども経営をする以上、〝〇〇するだけ〟とか〝テンプレ無料プレゼント〟とかそういう楽なほうに流されたり、〝反応率〇%を叩き出すチラシ〟とか〝経験ゼロのスタッフでも・・・・〟なんていう甘い囁きはウソしかないことを理解するべきなのです。

楽したい欲は誰しもあるものですが、存在しないものを追い求めても、それはいつまでも手に入らないんです。

7つの大罪(漫画ではない)

キリスト教において罪の根源とされる7種類の悪しき感情、欲望などを指す語。一般的には「傲慢」、「嫉妬」、「憤怒」、「怠惰」、「強欲」、「暴食」、「色欲」の七種が数えられる。出典:Weblio辞書

でも、人が罪を犯すきっかけになってしまう欲のひとつに「怠惰」があります。
元々持っている欲望なので、悪魔はそれをくすぐるようなことを言ってくるのです。

 

「売上が悪いのは君のせいじゃない。君ほどできるヤツはいないんだよ、本当は」

これは「傲慢」に当てはまるでしょうか。
売上が悪いのは経営者の責任でしかありません、残念ながら。

ベントレー乗ってる写真や女の子侍らせてる写真、高級食の写真などをアップしてるリア充的なのは「強欲」「色欲」「暴食」ですね。過去、僕も陥ったことありますし、そういう先生たくさん見てきましたが、そういうことをしてる治療家で過去から今までずっと成功しっぱなしの先生は一人もいませんでした。
僕も高級外車処分しました。笑

 

そして「〇〇するだけ」「テンプレ無料プレゼント」「反応率〇%を叩き出すチラシ」「経験ゼロのスタッフでも・・・・」は「怠惰」ですね。

努力なくして成功なし、です。残念!

 

そう、悪魔の囁きは常に甘いんです。
そしてだいたいがウソなんです。

ただ、努力してきた人が教える近道は存在します。
ウソなのか近道なのかを見分ける〝目〟や〝嗅覚〟を持たなければいけないのです。

さてさて、では厳しい現実を見ていきましょう。笑

 

治療院経営の超基本の3つ

①まずは院内、院外の掃除、院内の整理整頓を

例えば部活。
部室がキレイな部は強い。
もちろん、部室がキレイで弱いところはあるが、その逆はない。
また、以前強かったのに・・・・というところは部室が汚くなっていることが多い。

今は権利意識が強くなったのでなくなってしまいましたが、日本電産の朝の掃除も良いですね。
習慣になりすぎたことで、朝掃除の意義を伝承できずに労基法だ、賃金だとしょーもない問題によって廃止されてしまいましたが、大きな企業であっても掃除を重視しているところは多いです。

「売上悪くて焦ってるのに、悠長に掃除や整理整頓なんてしてられるか!」

と思われることでしょう。

しかし、もしあなたが今売上にお困りなら、あなたの院は汚いのです。
そしてそれに反発を覚えてしまっているのなら、汚いものを汚いと思えない民度や感性でしかない、ということになるのです。

あなたの目は世界で一番アテになりません。
他人の意見〝だけ〟を取り入れて、キレイな院作りをしていきましょう。

 

 

②患者さんと真っ当なコミュニケーションを取りましょう

何も口八丁手八丁で饒舌に喋れ、とは言いません。
ただ、「自分不器用なんで・・・」は通用しません。

それと、患者さんの話を聞きましょう。
まさか、「どこ痛い?」「いつから?」「どうやったら?」「過去にもやった?」「今まで病気した?」で終わってませんか?

患部や症状に興味を持つのではなく、患者さんそのものに興味を持って接してみてください。
色々な質問が出てくるはずです。

 

 

③算数を勉強して数字を把握しよう

売上に困ってる治療院にありがちなのが、損益の計算やリピート率などの数字に弱いこと。
数字に弱くても成功している先生は、弱さを補うために色々工夫して数字を把握できるようにしています。

僕は元々理系なので計算は得意なほうですが、いわゆる経理的なのは苦手です。
B/S(貸借対照表)なんてさっぱりわからない。笑
じゃ、P/Lが見れるかというと微妙。

僕の場合は顧問税理士の先生にお願いして、そんな僕でもB/SやP/L的なことが把握できる専用の表を作っていただいてます。

そしてそれを見ながら訪問の際に解説していただく、という形を取っています。
別に僕は簿記の資格を取るわけでもないですし、確定申告やうちの会社の決算を自力でやることもないので、借方や貸方みたいなものは理解しなくてもいいのです。

そりゃ大きな、それこそ上場企業になればB/Sをしっかり把握しないといけないですし、どこかの企業に投資するならB/Sを見れないといけないでしょうけど、治療院を経営するレベルならそこまで覚えなくてもいいのです。

とりあえずそれらお金の計算と、顧客管理です。

リピート率の計算方法、知らない先生多いですし、教えてもなぜか2回目のリピート率より3回目のリピート率の数字が大きくなるという時空を超えた間違いをする先生もおられます。

初診10名、2回目6名なのに、3回目7名ってその1名はどこから湧いて出たんやって話ですが、本当に意味不明すぎて理解できません。

あ、税理士さんつけてない先生もおられますが(顧問料ケチって)、ぜひつけてください。
関西なら、うちの顧問税理士の先生が料金もサービスも良心的ですので紹介させていただきます。

そして、お子様がおられるなら一緒に算数勉強し直してください。
リピート率と短期LTVくらいは計算できないと話にならないのです。

 

 

治療院経営において超基本よりさらに初歩的で、かつもっとも大事なこととは

院内外の掃除や整理整頓、患者さんとの人としてのコミュニケーション、お金や数字の管理、計算といった経営者の超基本より大切なことがあります。

これがなけりゃ、上記の超基本すらこなせないってものです。

それは何かというと・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

素直な心

 

 

 

なんです。

誤解を恐れず言わせていただくなら、このブログの過去の投稿や、この記事もしかり、無料オンラインサロンである無料版治療院経営大学校での投稿、むっちゃ経営に役立つこと言ってます。

有料版の治療院経営大学校なんて、さらに詳しく解説した動画を各ジャンルごとに用意して、なおかつ治療院経営ラボの会員の先生の実践報告まで見ることができて、さらにさらに実際に実践する際に使った成果物(チラシやニュースレター、セールスレター、はがきなど)も参考にすることができるという、むちゃくちゃお得な情報がたった3,000円で見放題なわけです。

正直、書いてあることを忠実に実践すれば、僕にも他のコンサルにも一切お金を支払うことなく成功できる可能性が高いですし、有料版のオンラインサロンに入ってしまえば、たった3,000円でさらに成功率を上げることができるわけですから、かなり安上がりにできるはずなんですよね。

にも関わらず、できない人が一定数存在する。

それはなぜか?

素直に実践せず、「俺の院は立地が〜」「私の地域は〜」「僕の治療スタイルは〜」と、様々な言い訳をつけてやらなかったり、変形させたり、順番を飛ばしたりするから結果が出ないのです。

まずは、言われた通り実直にやる、これがとても大切なのです。

 

 

CAUTION①〝自分なりに〟は失敗の合図です!

セミナーをすると、その後によく「松村先生、むっちゃ良い話ありがとうございました!このセミナーを参考にさせていただいて自分なりに頑張ってみます」と言われます。

そう言った先生全員が成功していません。

自費移行のセミナーなら、未だ保険。

売上に悩んでいるなら、未だ悩んでいる。

自分なりにやり続けてきてダメな結果出てるんだから、自分なりにやったらダメなんです。
スポーツも基本のフォームがあります。

治療も基本があります。

経営にも基本があり、それは決してあなたの自分なりの形ではないのです。

 

 

CAUTION②〝流れに任せて〟は廃業への道

世の中には流れがあり、その流れをよみ戦略戦術を立てていくのはいいことです。

しかし、他の経営と違って治療院を経営する治療家の中には、夢をみすぎて脳ミソが退化したのかのようなことしか言わない人もいます。

「僕は過去、経営がんばってた。でも流れに身を任せることを覚えてとっても気が楽になった」

なんてことを言ってる治療家は、それをあまり発信しないでいただきたい。
物理的なことを言うのなら、高きから低きへ移動するのが流れ。

流れに身を任せてだ?

結局経営を捨て、売上を捨て、家族に苦労をかけてるだけ。

「自然が好きで〜」とか「子供も幸せに〜」とか思い込み。
だってもしお子さんが医者になりたいって言ったらどうするんですか?

流れに身を任せても、自然とたわむれてもいても学費は捻出できません。

大切なことなので小さな文字で書きます。

流れというのは、高きから低きに移動することです。

 

 

まとめ

治療院経営って、実はそれほど難しくありません。
飲食店ならむっちゃ大変ですよ。
仕入れもあるし、そもそも原価をどれくらいにして、その原価内で美味しいもの作ってってやらなきゃなんないですし、その上でテーブルの回転率やカウンターの回転率なんかも計算して・・・って感じなのです。

繁盛してる飲食店が、コロナ禍でちょっと客足落ちてすぐ倒産ってのはそこがちゃんとできてないからなんですね。

それに比べると治療院は仕入れもないし、「売上=粗利」ですので安全度が高い。

治療技術が一定以上レベルで、他人と普通に会話できるという人として当然レベルで、小学生の算数(四則演算レベル)ができれば治療院経営はできるはずなんです。

売上にお困りである場合、技術レベルが水準以下か、圧倒的にコミュニケーション能力が低いか、四則演算ができないか、それらが複合しているかが原因であることがほとんどなのです。

ただ、これは非常に希望が持てる状況でもあると言えます。

なぜなら、当たり前のことをやっていなくて売上が悪いだけなので、基礎を忠実に実践すれば必ず売上はあがるということなのです。

全部しっかりやってるのに売上が悪いってなったら、それは例えば院の隣が屠畜場でえぐい臭いがするとか、風俗ビルで開業したとか、人口10人くらいの島で開業してるとか(まあそもそもそんなところ選んだ時点で基本から逸脱してますけど)、内装が異常であるとか、ハード面になにかしらエグい問題がある場合は解決するにもコストがかかります。

それに比べると、単に基本をやっていないって場合は、自分が変わる、それだけで売上があがるのです。

楽できる方法はありません。
今の売上という結果がある原因は間違いなくあなたです。

だからこそ、原因であるあなたが変化することであなたの治療院の売上もあがっていくのです。

 

 

変わりたい、そんな先生に朗報です

なかなか自分一人では変われないし、頑張ろうと思っても長続きしないものです。
そして見本がなければ、修正できずにいつのまにか〝自分なり〟になったり〝流れに身を任せ〟たりしちゃいます。

なので、常に見本があり、一緒に頑張る仲間が存在し、前を走ってる先輩がいる、そういう環境に身を置くことが大切なんだと思うのです。

予算によって選ぶことができます。

変わる気はそれほどないけど、とりあえず情報は欲しい。
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すべての先生に可能性はあります。
年商数十億、数百億ってのなら努力だけでなく才能もいりますが、月商100〜300万円くらいなら、基礎をコツコツ積み上げていくことで、素直な先生なら誰でも達成できるのです。

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