こんにちは高橋です。

今回もネット広告について基礎のキを説明します。

 

今回はネット広告の長所でもある「セグメント」について。

セグメントとは「絞り込む」というような意味です。

 

広告は出したからと言って100%見てもらえるわけではありませんよね。

チラシも1000枚配って、数枚が反応してくれれば御の字で、無反応ということもありえる話です。

 

そもそも興味のない人にチラシは配られるために、無駄が出るのは仕方がないことだとも言えます。

いちいち、チラシが必要かどうかを聞いて配ってたら、時間がいくらあっても足りませんし、断られ続けたら心が折れますよね。

 

こうした無駄を少しでも省こうと、いろいろな手立てが考えられてきましたが、アナログの手法では効果的な方法がありませんでした。

しかし、ネット広告がここに大きな風穴を開けたのです。

 

個人情報保護の観点から完全に個人を特定することはできませんが、ある程度の個人情報を選別できるようになったからです。

では、ネット広告では、どのような絞り込みができるのでしょうか?

・地域(市町村単位まで。大都市は区まで)

・年齢(Yahoo!、Googleは10歳きざみ、Facebookは1歳きざみ)

・性別

・既婚or未婚

・子供ありor子供なし

まず、こういった個人をある程度まで絞り込めます。

ほかにも媒体によって、年収や職業や役職についても絞り込めます。

 

そして、WEB上の行動履歴からさらに細かいところまで絞り込むことができます。

・最近買ったもの

・最近よく検索しているキーワード

・最近よく訪れるWEBサイト

こういった情報をもとにして、興味を持っている分野やキーワードについての広告を設定すると、そのグループに分類されている人には広告が表示されるのです。

 

ちょっと分かりにくいかもしれませんので、具体例を書くと

あなたが、家族が増えたので、車を買い換えようとしているとします。

今までは、軽自動車に乗っていましたが、家族が乗れるワゴン車を探します。

そこで、ネットで検索をして、候補となるワゴン車を探します。

そのWEBサイトの閲覧履歴から、Googleはこの人はワゴン車を探しているなということで

ワゴン車に興味がある人のグループにあなたを入れます。

すると、ワゴン車の広告をしているメーカーや中古車屋の広告が、あなたのスマホやPCで表示されるようになるのです。

 

他にも、軽自動車を売るために買取業者を比較するかもしれません。

すると、中古車の買取に興味があるというグループに分類され、買取業者の広告が表示されるようにもなるのです。

 

このような閲覧データは日々蓄積されており、膨大なデータを処理するためにGoogleは大量のサーバーを抱えています。

2009年の段階で300万台という記事があったので、今はもっと増えているのでしょう。

 

話がそれましたが、このように人に関する情報や行動からセグメント(絞り込む)することも可能ですし、さらに広告を出すデバイスや曜日・時間や場所(WEBサイト)まで絞り込むことができます。

 

ある特定の曜日の時間帯は広告を出す、止めるだけではなく、その時間帯は広告費用を使う金額を増やすとか減らすといったことができます。

そういった設定をデバイス毎に変えることができるのです。

 

たとえば、社会人を狙うなら、平日は12時〜13時と18時以降にスマホでの広告の費用をあげる。

平日の夜21時以降と土日はパソコンでの広告費用をあげるなど、狙った人の行動に合わせて、設定を変えることができます。

 

他にセグメントできる設定はあるのですが、長くなってきたので、今回はこれくらいにしておきます。

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