治療院経営ラボ代表の松村です。

僕が代表の治療院経営ラボですが、もう何度も書かせていただいているように僕以外に2名理事がいます。

それぞれが違う会社の経営者であり、それぞれが過去に何かを成し遂げていてたり、でも2名ともかなり欠落した人たちなので、3人集まって文殊の知恵になるどころか単に欠落してるところをギリギリ補ているかいないかレベルの、スクラップ工場的状況になりつつある感じなのですが、そんな廃車寸前の我々もなんとか世の中についていこうってことで、毎月ちゃんと集まって理事会なんぞを開いておるわけです。

もはや逆パシフィック・リム的な状況でも、ちゃんとやることはやるかわりに容量が小さな脳みそゆえに疲れ果てるので頑張ったご褒美として、理事会後は美味い店に行くという人参をぶらさげてモチベーションを上げるといういかにも昭和な、どこかの本なら思いっきりモチベーション2.0的な感じの設定をしております。

まあ〝美味いもの〟と言っても、高級店に行くことはなく、我が家の台所的存在ですがべらぼうに美味しい居酒屋さんや、僕が経営してるパーソナルジムの隣の隣にある美味しいイタリアンのお店か、たまに奮発して芦屋のお寿司屋さんに行く程度のものです。

ただ、それだけでは面白くないってことで最近のブームは・・・・

 

場末のスナック開拓

 

です。

別に色気がほしいわけじゃない・・・・
てかそもそも僕の場合は嫁さんも一緒ですし。

子供の頃に廃工場や林の中を探検したような感覚で、薄暗いスナックビルの前に立ち、あの選挙前の選挙ポスターを貼る掲示板のような看板群を見て「どこ行く?」とミーティングして、場末のスナック探検隊の行き先を決めるのです。

理事会はほぼ毎回西宮にある僕の院で開催するので、この探検ゲームも近くの繁華街(と言っても阪神大震災以降はもう過疎化してますが)でやってるわけです。

 

実はこの遊びをやり出したのはまだ2ヶ月前。

1回目のときは僕チョイスのお店でした。
選んだお店は・・・・

老々介護がそのまま飲み屋になったようなお店でした。笑

そして前回の理事会は高橋理事チョイス。
高橋理事が店に入りましたが、扉の向こうから聞こえてきた声はもう性別すら識別できないほどのダミ声。

高橋理事は「あ、間違えました」とUターンして、速攻退散。
違う店に入ったのですが、これが大当たりでした。

そのお店に先日、僕が購入した医療機器の会社の社長さんとその右腕の方とで行ったのですが、他のお客さんとも仲良くなり、なおかつママさんはうちの院の町内に住まれているので、ママさんも気を使って「あの人は整骨院をやってるそうよ」と他のお客さんに言ってくれていたんですね。

 

このあたりから柔整師の先生なら想像できてきたかと思います。

 

ずっとふんぞり返って酒飲んで歌い、そして明らかに「お前それは話デカしすぎやろ」的なホラを吹いてたジジイ老紳士が僕らの席に来て

 

「わし、もうず〜〜っと肩こっとんねん」

 

と言うじゃないですか。

 

「ちょっとやってや」

 

と言ってくるじゃないですか。

 

真顔で「やりませんし、そもそもうちは一切もまないし保険も効かないっすよ」と言って終了。

僧帽筋ひきちぎってやりたかったですが、超絶地元なので我慢しました。

 

相手の年齢的な問題もありますが、これが柔整師の現実。

お前は飲み屋に歯医者来たらその場で口あけて「ちょっと検診してみてや」って言うんかい!って話です。
お前は飲み屋に内科医来たら、その場で「ちょっと診察してや。飲んだら胃がもたれんねん」って言うんかい!って話です。

 

なぜ柔整師には言う?

 

これは超絶簡単な理由で、そもそも国家資格であることの認知もないし、実際に認知度が高い接骨院・整骨院のほとんどは治療だなんだとえらそうに言う割に結局マッサージでこってるところ、訴えてるところをモミモミ、オシオシ、グリグリする低次元なことしかしないから、その分接客も媚びるふうなことばかりするので、

 

ああ、接骨院・整骨院ってのは
若いにいちゃんねえちゃんが俺らにペコペコしてくれて
しかも気持ちよく揉んでくれてしかも保険効くから
ワンコインでいける気軽な〝お店〟なんやな

 

ってくらいの認識しかされてないのです。

こちとら保健所に届出出して、保険使うなら厚生局にも書類出して、地域医療の一端を担うつもりでがんばったとて、しょせん一般人からはそんな認識なわけです。

 

そして医師からは

 

まともに医療の勉強せず、
なんでもかんでももんで通院させるから
重篤な傷病を見逃すので危険だし、
保険を不正使用してるし、
そもそも高校出て3年勉強しただけで
開業しやがってボケ

 

くらいにしか思われてない。

 

僕はこれを変えたいわけです。

単に売上をあげるだけじゃダメなんです。
ただ揉んでニコニコ・・・じゃ、それが自費移行してようがが、治療以外で自費の月商300万だろうがダメなんですよね。

 

美容?ダイエット?巻き爪?毛生え?猫背矯正?どこかはがす?

 

それらを否定はしませんが(◯◯はがしは否定しますけどね)、そんなので売上〝だけ〟をあげても結局場末のスナックにいけば

 

「にいちゃんもんでや」

 

それじゃダメなんですよ。
さっきも書きましたが、医者にそんなことするか?歯医者にそんなことするか?って話なんです。
(まあ民度の問題もあるので、やる人はやるでしょうけど、圧倒的少数だと思います)

 

はっきり言うならば、僕たちはナメられている!
そして、ナメられるようなことをしてる治療院が多い!
ナメられるようなことしてないと食えない、稼げないと思い込んでる治療家も多い!

 

ここを変えなきゃならない。
柔整業界は特に、もうそろそろ置き換え請求をやめなきゃならない。

月◯日以下の通院だし、長期理由書かなくていいように上手く転機してるし・・・・ってただ上手に不正して摘発されないようにしても、不正をしていることには変わりがないわけで、そんな精神で仕事してちゃいつまでたっても「にいちゃん、ちょっともんでくれや」ってポジションから脱することはできないのです。

 

性格や好みは人それぞれですが、僕は、エラそうなオッサンやジジイやワガママなオバハンやババアにコメツキバッタのようにペコペコして愛想振りまくために柔整師になったんじゃないんですよね。

 

中学生の頃、ちょっと身長高くて体重重くて、でもその割にはよく動けて足もそれなりに速くて・・・、要するに運動神経悪いほうじゃなくて・・・

 

中学2年生から柔道を始めて、中1からずっとやってたことにして入部して2週間で昇段試験を受けて合格して、そのときも3人目に大学生とやって勝ったのですが、その勝ち方を見てた接骨院の先生が「君は強くなる。だからどんなことがあっても柔道やめちゃいかんぞ」と言っていただき、初めて出た大会(市内大会)で3位入賞して生まれて初めて賞状もらって・・・

 

トントン拍子で強くなっていくものだから、当時は柔道がどれほどの競技レベルかなんてわからず「世界にいけるかも?」なんて勘違いして・・・

 

それでも怪我はするもので、怪我する度に自分が柔道を習ってたところの先生の接骨院に行って「かっこいい世界だな」なんて憧れて・・・

 

いざ高校進学となって夢をいただいて柔道強豪校へ進学しましたが、そのときも接骨院の先生に「大変やで。怪我だけはするなよ」と言われながらも「やったるで!」と気合を入れていましたが、いざ入ると指導はむちゃくちゃ、気に入らなければモチベ下がることしか言わない、練習は非論理的な根性論ばかりで先輩からの陰湿なイジメ・・・で高1で膝の大怪我をするものの、そんなところなのでロクに休ませてくれるはずもなく食べても食べても毎日ストレスで下痢と異常な練習量によるオーバーワークで体重は減り続け、どんどん柔道は弱くなり、それでもアホみたいに練習させられるのであちこち大怪我レベルの負傷をし、僕の柔道選手としての未来はすでに終わったも同然になり・・・
(ちなみに両膝の内側靱帯断裂と内側半月板の断裂、左肘関節脱臼、右肩板損傷、右前距腓靱帯断裂、全部高1のときの怪我です。肘の脱臼なんて3日後から練習させられたものだから、今や立派なOAになって小指がずっと痺れてます)

 

そんな絶望の中、怪我をしているので接骨院に通院していた際、中学生の頃は単なる憧れで、柔道のキャリアが終わってから接骨院の先生にでもなれたらいいなレベルだったものが「どうせ柔道でトップはいけないし、そうだと柔道で飯は食えないし、接骨院の先生なら柔道と深く関わってるな」と思ったこと、そしてある日、接骨院で業務をじっと観察しているときに、患者さんが〝ありがとうございます、と頭を下げてお金を払っている〟ところを見て衝撃を受けたわけです。

だって、当時はマクドナルドもセットメニューとかがない時代で「ご一緒にポテトはいかがですか?」が存在した時代。
僕より年上の人が僕に頭を下げ、敬語を使って接客してお金を受け取っていたわけですから、これは衝撃です。

「これしかない!」と思って、今があるわけです。

 

なのにせっかく厳しい修業に耐え、数千万(僕は建物から全部建てたので)の借入をして命を懸けて開業して、やることはコメツキバッタしてマッサージして患者さんの顔色見て楽しくもないのにニコニコして・・・・

 

やってられるかって話なわけです。

 

まあ僕の場合はこんな感じなので、ペコペコヘラヘラしてまでこの仕事はしたくないという感じですが、経緯はどうあれ本当は多くの柔整師の先生が同じなんじゃないでしょうか。

もちろん、別にふんぞりかえって威張りたいというわけではありません。

患者さんにも敬意を持って接しますが、患者さんもそうでないといけないと思うんです。
そしてそういうことがわかり、我々に対して常識と節度と敬意を持って接していただける大人は、自費患者さんなのです。

 

元々は柔整業界から不正を無くしたくて、自費移行の指導を専門に整骨院自費成功アカデミーを設立したわけですが、実際に自分自身も自費移行に成功し、会員の先生方も自費移行に成功していくことで、保険患者と自費患者のその質の違いに驚き、しかもそれが僕だけでなく他の先生もみなそうだということに気がついたわけです。

 

そして活動していくうちにあはき師の先生方からも相談を受けるようになり、当時は柔整師限定のコミュニティだった自費成功アカデミーを一旦解散し、柔整業界から不正をなくすという目的はそのままで、治療家の地位向上を目指すコミュニティである治療院経営ラボを設立したわけです。

 

確かに僕たちの職業、医科のように命を扱うほど重くはないです。
(癌治療や難病治療に取り組み、そしてそれが夢物語ではない治療家を少数知ってますが、あくまでもそれはマイノリティ)

 

でも、例えば噛み合わせや顎関節症なんてのは、誰がなんと言おうと下顎骨がぶら下がっているという構造である以上は身体のバランスを無視できないわけですから、そういう領域において力を発揮できるわけですし、慢性的な症状(肩こりや腰痛)においては圧倒的に整形外科よりも結果を出せる治療家もたくさんいるわけですし、量的研究であるエビデンスの信頼度もどないやねん?な中、日本国内で国民の健康に寄与できるのが我々なはずです。

それだけではありません。

医師のコミュニケーション能力の欠如からくる誤解を解消したり、そういう医師に遭遇して不快な思いをした方々からの色々な相談を受け「それは絶対病院で検査受けて」とか「これならうちで対応できますよ」などとアドバイスするのも我々なわけです。(もちろん、それなりに医学的知識の勉強をする必要がありますが)

 

今の科学でわかっていることだけを盲信し、それ以外を否定するのは科学者でもなんでもない、単なる勉強できるバカです。

我々の業界に関しては「それ、エビデンスあるの?」はカシコを気取ったバカが好んで使う言葉ではないでしょうか。
今の医学界の量的研究で、我々の治療の何がわかるんだということです。
分母そのものの精度が悪いわけですから。(この論理そのものが理解できないでエビデンスとか言ってるのならさらにバカです)

 

そんなバカどもは自分が治療できないことから〝エビデンス〟という言葉で逃げ続け、結局治せない治療院をやってるわけで、そういう治療院を淘汰し、治療できる先生がその認知度を高めて地域の方々が頼るようになれば、おのずと社会的地位も上がっていくわけです。

 

売上がすべてではないですが、正しく治療を行い、正しく院経営すれば患者さんから信頼され治療家としての幸福度も上げながらお金の心配もなくなるわけです。

だからこそ、治療家の社会的地位を向上させなければならないのです。

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