治療院経営ラボの松村です。
最初に言っておきますと、僕はどんな症状も1回で治すほどの凄腕治療家ではありません。
そんな凡人治療家の僕が、僕なりに臨床30年、のべ20万人ほどの経験から得たことを源泉にして思ったことを書いていきます。
まず言いたいのは、たしかに1回で症状が消失するケースはあります。
僕で業界に入って約30年、のべ20万人ほどの経験ですが、そんな中堅クラスの僕でも1回で症状を消失させたケースはそれなりに経験しています。
僕はそういうのを「ホームランが出た」と表現しています。
「俺(私)は1回で治すから患者さんがリピートしない」と豪語している先生は、このホームランの記憶のみが残ってしまっているのでしょうかね。
さてまあ今回は、たまに遭遇する「俺(私)、1回で治すんでリピートとかないんですよ」と豪語する治療家の矛盾を突いていきます。
なんで初診料設定してんねん
僕の周りでも、何人か「1回で治せるんで〜」な残念治療家は存在します。
面白いからそいつらのサイトをチェックするんですが、初診料いくら、次回以降いくらの料金設定なんですよね。
いや、1回で治すのに2回目の料金書く必要ないやろがい!って話です。
常連さんの存在をアピールするのなぁぜなぁぜ?
SNSを見てても「週◯回来院される常連さんから◯◯いただきました」とか「常連さんが院の受付してくれました」とかをアピールしてることが多いのですが、いやお前1回治すんちゃうんかい!って話です。
1回で治すのが本当なら、常連など存在しないはず。
難しい症例ばかりアピールして悦に入るな!
ブログやSNSで、何々癌が来ただ、難病指定に病名羅列してそれらがいっぱい来ただとアピールすることが多いが、本当の名人達人クラスの先生の治療院でも、患者さん全体の数%とかの割合。
僕自身も癌を治療する治療家の先生を存じ上げているが、その先生は治せないものは治せない、治ったとしても驕らず自慢せずアピールせず、と信用できる振る舞い方をされている。
なんでもかんでも治せる、という幻想を持ちたいゆえにもう幻想と現実の区別がつきにくくなっているのかもだけど、確率統計論的にもよほど都心部でテレビで取り上げられるくらい有名にならない限りは、難病奇病がわんさか来院・・・はありえないのです。
さて、最後の最後に正論をぶっこみますね。
なんで稼げてへんねんな
1回で治すんだよね?
難病奇病すごいくるんだよね?
なんで貧乏やねんな。
治療家が男性なら、奥さん子供面倒みながらなおかつ働きに出て稼いで家族支えてる。
治療家が女性なら、ご主人会社勤めして、家のことして子供面倒みて家族支えてる。
なのに治療家である自分は治せるって勘違いして低い売上で損益分岐点レベルの売上もままならなくて、家に金もいれず、なのに思い立って治療セミナー受けるのに遠方に出かけて経費使って・・・・
家族泣いとるぞ。
もう1度言う。
1回で治すんだよね?
難病奇病すごいくるんだよね?
そしてそれらを治すんだよね?
1回の治療代金10万円でも100万円でも患者さんは来ますよ。
多分1回10万円で1回で難病奇病が治るってバレたら、そこがどんな山奥でも離島でも行列できますよ。
なぜ、彼(彼女)らはこんなにも矛盾を抱えているのか?
残念ながら僕は1回でなんでも治すほどではない、要するに身の程を知っているので想像するしかないのですが・・・・
本来であれば経営者は、経営者として成長していく仮定で、一度や二度は自分がなんてダメなんだとか、自分のクズさ具合を目の当たりにして膝をつき、涙を流して咽び泣き、自分に絶望し、精神的にどん底に叩き落とされることがあります。
正直、これがなく自分のやりたいことを楽しくやってりゃ大ヒットでウハウハってのは天才だけです。
弱い人はそこを乗り越えられない。
他責思考。
すべて他が悪い。
院に患者さんが来ないのは、自分の治療を患者さんが理解しないからと患者さんのせい。
患者さんがリピートしないのは、すべて1回で治してしまうからと治療のせい。
売上が悪いのは、お金じゃないし人を助けたいから低価格でやっているという患者さんのせい。
でもでも、本当は院の売上が悪いのも患者さんがリピートしないのも経営者の責任。
院を自分でやっている以上、すべてが自分の責任なわけですがそれが受け入れられない。
プライドだけは一人前になってしまっているから、そんなことを受け入れてしまうと自分のアイデンティティが崩壊してしまうわけです。
逃げ続けた末路
いきなりですが、霊の存在って本当にあるのでしょうか?
僕はあると思っているのですが、残念ながら霊を感じる能力がまったくないのでどうなのかわかりません。
オーラ、エネルギー、それらの存在って本当にあるのでしょうか?
僕はあると思っていますが、オーラは見えません。
北斗の拳みたいに見えたらいいのに。
いきなりなんやねん、なお話です。
霊もオーラもエネルギーも、その存在は確認できませんがあると思います。
でも、それらを本当に感じたり見えたり触れたりしてる人ってどれくらいいるのでしょうか。
そして、本当にそれらがわかり、操れていて、なんでも治せているならやっぱり治療院は繁盛すると思うんですね。
まわりくどかったですね。
ドーパミンという脳内物質。
快楽を感じて分泌されますね。
目的目標を持って頑張って、それらを達成したときにも分泌されます。
それだけでなく、成功を想像して努力をしている最中にも分泌されます。
正常な人はそう。
しかし、逃避した人は「俺(私)はなんでも1回で治せるんだ」と発言することでドーパミン。
脳内でトキになったのでも想像してドーパミンどばどば出してんでしょう。
SNSでみんなにもてはやされて承認欲求満たしてドーパミンどばどば。
そうやってドーパミン漬けに・・・
この構図、覚醒剤と同じですね。
そうやって嘘ついて快楽を得てるうちにわけがわからなくなって、労せずドーパミンを出すようになり、ヤク中と同じようになり、見えないモノが見えるようになり、やれお前には霊がついてる、やれ貴様のオーラはドス黒い、やれおのれのエネルギーは汚れているなどと言い出すわけです。
というか多分そうでしょう、知らんけど。笑
もちろん、それらを本当に感じ取れて、そして本当にそれらを活用して治療することはできると思います。
そして僕もエネルギー療法を学んでおります。
だから全部を否定しませんが「お前ホンマにわかっとんかい!?」な人が多いというのも事実。
だって目がイッてる人いるんですんもん。
彼(彼女)らに引っ張られないように
はっきり言わせていただくと、彼(彼女)らはもう救いようがないです。
永遠に低い売上の中で、家族を犠牲にしながら生きていけばいいんです。
家族がかわいそう?
そんなのを配偶者に選んだその人の責任です。
ただまあ子供に罪はないから、子供のことを最優先に考えて人生を考えていただきたいですが。
問題は、まだ現実世界にいるけど、ちょっとそっち側に引っ張られそうな人たち。
そんな人たちは、今なら現実を見てちゃんと経営者として成長できる可能性があるのですが、彼(彼女)たちは甘いことを囁いて、とても楽しそうに、とてもキラキラした感じを魅せて弱った人たちを誘惑します。
僕なんて対極の存在だから、「松村には関わるな」「危険だぞ」と囁き、こっちは楽しいぞ〜、頑張らなくていいぞ〜、今のままのあなたでいいんだぞ〜、ありのまま〜、とか言うわけです。
今のままのあなたでアカンから成長せなあかんのやろがい!なんて言ってる僕はそりゃ怖い。笑
でもね、どちらが真実でしょうか?
独立して治療院の経営者になったのに、まともな売上を出すこともできない自分が、本当にありのまま、そのままでよくて、頑張る必要もなくて、流れに身を任せていいのでしょうか?
流れは高きから低きに、強きから弱きに向かう力の方向。
ダメな自分がありのままだとずっとありのままかというと、そこからさらに流れに身を任せて低いところに移動するから地獄絵図。
人生、どこかで必ずふんばらなきゃならないポイントがあります。
人生、どこかで必ずむちゃくちゃ頑張らないといけないポイントがあります。
そしてそれが見事に結果に反映してしまうのが経営者。
経営ってシビア。
ファンタジーではやっていけません。
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なんでも1回で治せるという幻想家の受講は固くお断りしております。
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