今回はカンボジアでの視察の様子をレポートします。
治療院経営ラボの松村理事長が、日本の社会問題や柔整業界の現状に対するフラストレーションを抱えつつ、新しいビジネスチャンスを探る旅となりました。視察のスタートとなった初日は、タイ経由でプノンペンに到着。ビザ取得の際には少々苦労する場面があり、事前にネットで申請していたにも関わらず、空港で何度も同じ手続きを求められます。現地のコミュニケーションの課題や手続きの煩雑さに直面しつつも、最終的に無事入国できたのは、現地での日本人同士の助け合いがあったおかげでした。

現地では以前からの友人である内田さんと合流し、カンボジア視察が本格的にスタート。初日はカンボジア料理を堪能することから始まり、その味に驚いた松村理事長は、アジアの食文化の多様性を再認識しました。カンボジア料理はインドネシアやタイ料理とも異なる独特の風味を持ち、特に地元の高級レストランで味わった料理が印象に残ったようです。

 

 

2日目:胡椒の買い付けと地元マーケットでの発見

2日目の午前中、松村理事長は内田さんのビジネス活動である胡椒の買い付けに同行しました。

カンボジアの胡椒市場は非常に魅力的で、高品質な胡椒が非常に安価で手に入ることに驚きました。たとえば、1kgあたり50ドルの胡椒が、空港では15gで5ドルで販売されており、現地での買い付けがどれほどお得かが実感できた瞬間でした。

また、マーケット内で食べたチャーハンも非常に美味しく、地元の食文化に対する理解が深まりました。

さらに、マーケット内にはTシャツやバッグ、腕時計などが並び、バッタモン(偽物)のTシャツが数多く売られている様子がユーモアに満ちていました。特に「シャネルとドラえもんのコラボTシャツ」といった突拍子もないデザインの品物が並んでおり、松村理事長は思わず笑ってしまったと言います。こうしたマーケットでのユニークな発見は、視察の楽しみの一つとなり、現地の人々の商売に対する感覚や独特の文化に触れる貴重な機会となりました。

 

午後の視察:ロシアンマーケットとイオンモール

午後はロシアンマーケットとイオンモールを視察しました。ロシアンマーケットは、なぜその名前が付いたのか不明でしたが、実際に多くのロシア人が訪れている様子に、観光地としての国際色の豊かさを感じさせられました。一方、イオンモールはカンボジアでは高級ショッピングモールとして位置付けられており、日本の地方都市にあるイオンとは全く異なる雰囲気でした。特に驚いたのは、地元の名産品として「カンポットソルト」が安価で販売されていたことです。松村理事長は迷わずこの塩を購入し、これでしばらくは自宅で塩や胡椒には困らないと冗談交じりに語っていました。

また、モール内にはバーガーキングなどのチェーン店もありましたが、意外なことにマクドナルドは見当たりませんでした。さらに、日本の紀伊國屋書店も入っており、英語バージョンの漫画や日本の書籍が高額で販売されていることにも驚きます。

このような現地の商業施設の様子から、カンボジアの消費者市場の発展度合いや、日本との繋がりが感じられました。

 

夜の会食:現地日本人とのビジネス交流

2日目の夜、松村理事長はカンボジアで事業を展開する日本人ビジネスパーソンたちとの会食に参加しました。

 

この席で意外にも、タイでお世話になったNさんの名前が話題に上がり、アジアのビジネスコミュニティの狭さを実感しました。隣国での活動がすぐに影響し合うほど、アジア市場の中で日本人同士の繋がりは強固です。

会食で提供された中華料理は、食材のエキスが米に染み込む独特の蒸し料理でした。

特に海老や野菜から出た旨味が米に落ち、最後には雑炊のような状態でいただくこの料理は、松村理事長にとって新鮮な体験となり、非常に優しい味わいに感動。さらに、会食ではカンボジアでの事業展開に関する具体的なアドバイスが飛び交い、現地のビジネス環境や今後のチャンスについて多くの示唆を得ることができました。こうした交流を通じて、松村理事長は現地での人脈の重要性を再確認し、カンボジア進出に向けた手応えを感じたようです。

 

前半まとめ:視察の成果と次なる展開

カンボジアでの視察は、現地の市場やビジネスの可能性を直接体感する貴重な機会となりました。柔整業界での経験を踏まえ、松村理事長は日本とは異なる成長スピードや文化に魅力を感じつつも、現地での商機を探る旅を続けています。視察はまだ半ばに過ぎませんが、すでに多くの気づきや学びを得ており、今後の展開に期待が高まっています。

次回の視察レポートでは、さらに具体的な市場調査やビジネスの現場での体験を通じて、カンボジアの可能性を探っていきます。

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