治療院経営ラボ代表の松村です。
今回はよく相談を受けるクレジットカードや電子マネー等を扱ったほうがいいのか、それともニコニコ現金決済のみにするかというお話です。
早速本題に入っていきましょう。
クレジットカードや電子マネーを扱うメリットとデメリット
まずデメリットからいきましょう。
デメリットは2つ。
1つ目は、売上をごまかせないということ。笑笑
僕はこう見えて(どう見えてだ?)、かなりキチっと納税してます。
ちゃんと顧問税理士さんに全部お願いして、しっかりきっちりやっていますし、そうでないと事業展開していく際に不利なので節税はしますが脱税まがいのことはしないので僕や健全な経営者にとってはデメリットではないのですが、そうでない人にとっては売上をなかったことにできなくなるというデメリットが生じるようです。
そしてもう1つのデメリットは資金繰り。
開業したての先生や、売上が低い先生にとっては死活問題になるんじゃないでしょうか。
売上の分のお金が入ってくるのが遅くなるわけですから。
最近は翌日払いを選択できたりもしますが、そのぶん手数料必要だったりして、なかなか新規開業泣かせ、貧乏治療院泣かせなシステムです。
ではメリットはあるのでしょうか?
これは機会損失の防止。
例えば仕事をしていたり外出先等で急に痛めた、財布にはあまり現金が入っていない・・・なんてことは多くあります。
僕も今はほどんど電子決済かクレジットカードを使用するため、出かける時にしっかり確認しておかないと財布に100円くらいしか入ってないなんてこともあります。
実際、所持金123円で東京に着いてしまってびっくりしたこともありました。
またマイルやポイントを貯めている人も、なるべく使いたがります。
カードが使えない、電子マネーが使えないから離脱する・・・・という場合は所詮その程度のレベルの治療院であると確定せざるを得ないわけですが、だからといってこちら都合だけで現金決済を貫き通すような時代でもないかな、と思います。
デメリットは本当にデメリットなのか?
さて2つのデメリットのうちの1つ、資金繰りについてです。
実はこれは本当によく相談を受けます。
資金繰りがしんどい、と。
まずこれは資金繰りがしんどいという症状を改善すべきであって、クレジットカードや電子マネーをどうこうするという考察をしてる場合じゃないわけです。
新規開業でもないのにたかだかこんなことで資金繰りがしんどくなる経営状態は、かなり重症。
クレジットカードだ、電子マネーだという表面的事象に囚われてしまって、現実を見ないのは経営者として愚の骨頂です。
経営の根本改善を
肩こりや腰痛、ただ症状が出てるところを揉んだり押したりしてもダメ、原因を根本から改善しないと!
普段、そう言ってるんですよね?
経営も同じです。
まず2〜5回リピート率を算出してください。
2回リピート率が80%以下ならあなたの治療院は目の粗いザル状態です。
いくらそのザルで水をすくっても、結果はだせません。
次にあなたの治療技術問題。
本当にハイレベルなら、患者さんは途切れません。
あなたが学んだ治療法、今も継続して学び続けてますか?
オリジナルの治療法?
それは本当にいいものですか?
解剖学や生理学、東洋医学を深く深く深く深く勉強した産物ですか?
治療を教える人が検査や手技が下手問題、いっぱいあります。
院の売上という数字は、社会のあなたに対する評価です。厳しいですが。
美味い飯屋は流行ります。
驕りや思い込みを捨てて、あなたはあなた自身の技術レベルを客観視し、学び直さないといけないのかもしれません。
まとめ
売上にお困りの治療家の先生って、患者さんには「根本から改善を〜」なんて言いつつ、自身は対症療法を求めがち。
しかも患者さんには「1回で治るなんてないよ」と言いつつ、自分は即効性のある劇薬を求めて値引きと回数券に走りがち。
そして院で売上出せないからって、技術教える側に回りがちですが、はやってない治療院の技術学ぶ価値なんてないですよね。
経営からも、そしてダメ出しされることからも逃げてちゃダメなんですよ、逃げてちゃ。
売上悪い先生が売上を伸ばそうと思うと、自分自身を深掘りすることから始めないといけないので最初とても苦しい。
キラキラ系のように「あるがままで〜」とか「長所で短所を隠す〜」とかそんな夢物語なんて実は存在しないんです。
あるがままで来たから今があるわけだから、あなたはあるがままではいけないんです。
そして短所がキツすぎるから今があるわけで、改善しなきゃならないんです。
そう、結局のところあなたは自分自身を変えて院経営が上手くいく自分に変わらなきゃならないのです。
クレジットカードがどうだ、電子マネーがどうだ、陰謀がなんだ、政治がこうだ、そんなことは全く関係ないのです。
厳しいけど、これが現実。
自分自身を変えたいなら、ラボにご入会ください。