治療院経営ラボ代表の松村です。
12月21日(日)に「集客努力ゼロ 治療院の売上を安定させるセミナー」と2025年ラボ会員の中で売上が高かった上位の先生を表彰させていただく表彰式、そしてその後に懇親会を開催させていただきました。


このイベントは、毎年12月の第3週に開催しております。
要するに、1年間ラボで学び実践し成果が出た先生を、その実践内容を受講された先生方にお伝えし成果とプロセスを学んでいただくとともに、その張本人にも他の先生方に向けてお話をしていただくという〝生〟の情報を学ぶことができるセミナーです。
そのかわり、頑張った先生方を受講者みんなで称えていただこう、という形で、毎年表彰をさせていただいております。
今回の記事では、受賞者全員とその実績をお伝えしていきたいと思います。
兵庫県西宮市 ひこばえ整骨院 齋藤克也先生

齋藤先生は、今回治療院経営ラボの中でリピート率がトップとなりました。
5回リピート率がなんと90%以上。
齋藤先生は元々、リピート率よりも集客という考え方でした。
開業当初はチラシをばら撒き、値引き集客をして回数券も販売していました。
治療セミナーを受けてる人に稼げている人はいない、という自論(あながち間違いではない)を持ち、治療よりもマーケティングと仕組み化で高収益を目指しており、実際それでかなりの高収益を出しておりました。
しかしながら、歪みもありました。
それが今、治療の勉強をスタートさせ、集客努力をせずに高い売上を出す院に変わりました。
どのような取り組みをして高リピート率を出すことができたのかを公開させていただきました。

兵庫県小野市 こころ鍼灸整骨院 作尾大介先生

作尾先生はそも総合力での受賞。
高リピート率であることはもちろん、学生時代からずっとモーションパルペーションという技術を学び続け、現在はそのモーションパルペーションの講師をされるまでになりました。
しかしそれに満足することなく、他の優れた治療法を学ぶ貪欲さもあります。
さらに作尾先生のもとにはたくさんの先生から治療や経営の相談を受けるほど人望があるため、要望にお応えする形で治療院成功塾を主宰。
さらに作尾先生が会長を務める(一社)微弱電流療法研究会の会員数はもう70名を超えました。
さらにさらに奥様が美容師ということで、美容室も経営。
自身も更なる発展のため、加古川にセミナールーム兼治療院を作る予定。
このように、治療院そのもので高売上を出す努力をしつつ事業展開もするために何をしてきたかを皆様にお伝えしました。


大阪府大阪市 天野整体院 清水紀宏先生

清水先生は、ラボがお伝えする凡事徹底を愚直に実践され、えげつない結果を出されました。
その中で特に近隣への商店回りを創意工夫と実践量で結果に結びつけました。
また、清水先生は人柄もとても良いため、患者さんだけでなく近隣商店の方々との信頼関係の構築もスムーズです。
総合格闘技で培った忍耐力と実践力で見事な結果を出されました。


大阪府岬町 久保整骨院 久保修一先生

久保先生といえば治療、治療といえば久保先生。
ラボでは「なんでも治す男」と思われていますが、実はコツコツと経営努力をされています。
久保先生の場合はすでに開業してかなりの年数があるため、いわゆる〝リスト〟の人数が異常なほど多い。
コツコツと1週間に100枚、休眠患者さんにハガキを送り続けてきました。
久保先生の人柄から、休眠患者であっても別に久保先生を嫌いで離脱したわけではないため、一般ではありえないくらい高い反応率なので、一気にたくさん送ってしまうと予約を入れることができません。
なので少しずつ小分けにして何万人というリストにハガキを送りつづている状態です。
久保先生レベルの先生になると、ラボのメソッド通りに作成した休眠掘り起こしハガキは、もはや現金印刷機のような状態になります。
にも関わらず、久保先生は苦手な文章作成をAIを活用することで克服しブログ記事の作成も頑張っておられます。
さらに後進の治療家を育てるため、久保塾という治療の勉強会を主宰されています。
技術、知識、そして人格ともに若い治療家が目指すべき治療家が久保先生でしょう。


大阪府大阪市 城東整骨院 山岡洋祐先生

山岡先生もラボのメソッドをまんべんなく実践し続け、高い売上を安定的に出しておられました。
そこからの事業展開として自身の治療理論を活かしたサンダルを開発。
さらにソックス。どれも大ヒットしました。
今回はさらにレギンスを開発、もうすぐリリースとなります。
そんな中、YouTube動画もアップされ、ブログも書かれるという努力を継続しています。
毎年高売上を出されつつ、新製品を開発販売するそのチャレンジ精神がすごいです。


京都府京都市 もり鍼灸整骨院 森洋人先生

森先生は入会してから去年くらいまで、ずっと最年少会員でした。
また治療院経営ラボが整骨院自費成功アカデミーだった時代に、開業前でまだ被雇用者だった森先生は入会金30万円(ラボでは現在入会金はありません)という大金を支払い入会、そして決められた金額の給料の中から月会費を支払い、目の色を変えて学び、そして開業されました。
そんな森先生も開業して10年以上になり、高い売上を維持し、もうすぐご自宅(一軒家)を建築するまでになりました。まさにラボ御殿ですね。笑
冗談はさておき、森先生はたとえ嫌なことでも取り組まなければならないなら歯を食いしばってでも取り組むことができるガッツを持ち合わせています。
成功しない多くの人には、このガッツがない。
逃げてばかりで治療院経営は成功しないんです。
そんな中、ここ数年森先生は経営、治療、そして家族、なんなら今後の人生そのものに影響を与える課題に立ち向かっています。
もちろん道半ば。
それに取り組みつつ、YouTubeのチャンネル登録者数は20万人超え。
頑なにスタッフを雇用せずに悪戦苦闘していたのに、スタッフを数名雇用して頑張っておられます。
そうやってチャレンジしながらの課題克服ための努力、とても素晴らしいと思います。

愛媛県今治市 星野鍼灸整骨院 星野康隆先生

星野先生は今年のYouTube動画やブログの発信量が異常なほど多かった先生。
しかもブログはそこそこ得意でしたが、YouTubeは苦手でやりたくないと言っていたにも関わらず、挑戦して見事苦手を克服し、成果を出されました。

愛媛県西条市 いしだ鍼灸整骨院 石田将太郎先生

石田先生は、高い売上を維持しつつ、さらに学ぶべきは学びつつ、家族への時間をしっかり確保しさまざまな問題に取り組まれました。
昭和の時代、我々男性は仕事さえして、家庭にそれなりのお金を入れて家族を不自由にさせなければ何も言われませんでした。
当時のお父さんは、月曜から土曜の午前中まで働き、帰宅したら「風呂、飯、寝る」で日曜日はゴルフにいくか不機嫌な顔をしていても「お父さんが稼いでくれているから」と許してもらっていましたが、令和はそういうわけにはいきません。
ま、正直言うと、昭和生まれの僕なんかは共働きだとしたらその金額で家事育児の負担割合は変えるべきだと思うし、専業主婦なら障害を抱えたお子様がいて大変とかでないなら、文句言わないで家のことやれやと思ってしまいます。
母の日と父の日って世間のテンション的に母の日のほうが盛り上がり、父の日なんてあまりキャンペーンもしていなかったり、あまり派手でなかったりしますが、昭和時代ならそれでいいですが、令和のお父さんは仕事で神経すり減らして、家に帰ってきてからも家族に気を使って家事育児も手伝って・・・なんだからもっとちゃんとやってやれや、とさえ思います。
話を戻します。
石田先生は、その令和のお父さんを見事体現。
高い売上をキープするために経営努力をし、治療技術を学び・・・ということを実践しつつ、2025年のお子様の行事に全部参加されました。
また、それだけでなく開院日を減らし奥様との時間も確保。
家族のためにお金を稼ぐ努力をしながら、家族のために家庭でお父さん業もがんばるという非常にしんどいであろう取り組みを1年間頑張りました。
しかもこの取り組みはすぐに成果として目に見えません。
空気を相手にボクシングをするような手応えのなさでストレスマックスになります。
そしてこれは2026年も引き続き取り組んでいかなければならない課題です。
しかしその成果は必ず近い未来に出てきます。
将来に楽するための投資だと思って、頑張っていただきたいと思います。


2025年のMVP受賞者
毎年、8名のアワード受賞者の中から、受講者全員に投票いただいてMVPを決めます。
MVPの発表は懇親会のときにしております。
今回のMVPは・・・・

愛媛県西条市のいしだ鍼灸整骨院、石田将太郎先生でした。
石田先生、2回目の受賞です。
素晴らしい!

仲良しの岡田先生とツーショット。
石田先生は元々、作尾先生も経営塾に入られていました。
作尾先生の経営塾は月商100万円を達成し、なおかつ一定期間継続すれば卒業となります。
見事卒業資格を得て卒業後、治療院経営ラボにプレミア会員として入会。
ラボでは院のことだけでなく、今後の事業展開のためにご家族との関わり方を変える必要があり、現在とてもストレスフルだし、本当は仕事に労力も意識も全振りしたいであろうその思いにブレーキをかけることの不安と闘いながらの成果ということで他の先生方の心を動かしたかと思います。
ただ、毎回このMVPは大接戦です。
同票数だったこともあります。
みんながんばって、立ち向かい、打ち勝っての結果ですので当然ですね。
来年のMVPはどの先生だろう、とすでに今から楽しみです。
ホント、みんな素晴らしいです。
懇親会風景

懇親会はセミナー会場と同フロアでブッフェ&立食形式で開催させていただきました。



途中、僕と作尾先生から来年に向けてのサプライズ発表がありました。
「作尾先生ラボ強制退会」というネタで途中までスピーチしていただいたのですが(作尾先生迫真の演技でした)、完全に信用して半泣きになった先生が数名いらっしゃったのでネタバラシをしました。
発表内容は別記事でお知らせします。
2025年の治療院経営ラボ内の総評
2014年に自費成功アカデミーとしてスタートした治療院経営ラボももう10年以上が経過しました。
治療院経営ラボ自体は令和元年スタートでしたので、ラボとしても丸7年となりました。
お伝えしたことを何も実践しないのに「売上が伸びない」と、ラボの他の会員に言いまくってた先生もようやく退会してくれました。
自分が何も実践しないで結果が出ないのに、それを拗ねて同じような自分より年下の先生をズルズル自分のところに引き込むような行為をしていた先生も退会してくれました。
その結果、ラボ内の平均年商は1385万円、もう1400万円になります。
月商100万円なんぞ、平均以下の数字です。
中央値でさえも1200万円をこえているので、月商100万円の先生でもラボでは真ん中以下の売上というレベル感です。
もちろん、ラボにも少数ですが月商100万円以下の先生方がいらっしゃいます。
入会したての先生や、何も努力はしないがそれをわかっているのでラボに文句は言わずに、何かのきっかけをつかもうとしている先生など、です。
経営はスポーツと違って、努力すればそれに伴った結果を出すことができます。
スポーツは努力しても結果が伴うかどうかはわかりませんし、才能に潰されたり、その逆に才能があっても指導者に潰されたりと残酷な面が多いです。
その点経営は、やれば数字として反映されます。
誤解を恐れずに表現するなら、スポーツと比べたらとてもチョロいです。
売上の格差は、実践方法と実践量の格差です。
実践方法は、ラボでは10年以上安定経営することができる内容をお伝えしています。
しかし・・・・
例えば今まで運動なんぞしたこともない人がいきなりゴルフを始めるのと、他競技をそれなりにガチでやってた人がゴルフを始めるのとでは、足腰や腕力が違うがゆえに上達速度が違って当然なように、技術力、人間力、知性等によって結果が出る速度は違って当然です。
短い先生で3ヶ月、長い先生で5年、ラボで学べば結果を出すことができる、そう言い切れるほど完成されてきました。
その結果が今回の先生方の結果につながったのではないかなと思います。
まとめ
売上という数字から逃避する先生は、要するに現実を直視できない人です。
プライド、と表現するには本当のプライドに失礼な他者承認欲求の拗らせにより、客観的にすべてわかってしまう数字から逃げるのです。
口や態度では、名人や達人のように振る舞い、謙虚なふりをしているけど中身は承認欲求の権化、そんなクズな治療家にたくさん会ってきました。
彼らは僕を嫌います、僕が稼いでいるから。
嫌う理由は嫉妬です。
自分ができないことをやり、言えないことを言っている、そういうふうに見えるから。
そしてもう1つは、図星・・・すなわち〝痛いところを突かれる〟からです。
正論は人を傷つける。
それはわかってます。
しかし我々は治療家であることはもちろん、開業している以上は経営者です。
いつまで打たれ弱いナイーブちゃんでいるんだ、という話です。
人の気質はある程度遺伝で決まりますが、訓練で人は変われます。
変わる努力を怠り、今のままでいいなんてほざいている稼げない治療家は存在そのものが罪悪と言っても過言ではありません。
そんな治療家ほど新しいものを批判します。
たとえば生成AIはそのリトマス試験紙のようなものです。
稼げないバカ治療家ほど、生成AIのその利便性によって人間の能力が退化すると主張します。
僕はそうは思いません。
本来、機械に任せられる情報処理や作業を生成AIがやってくれることにより、人間の可能性はさらに広がると思っています。
実際、僕の生産性はAI導入前より格段に上がっています。
そして機械にはゼロ→イチができないことを理解しています。
バカは理解していないので、AIが人間以上に素晴らしい発想で思いもよらない何かを生み出すという幻想を抱いてしまいます。
本来はその逆で、人間がAIを活用することでAIという存在がなければ思いつくこともなかったアイデアを思いつき、そしてAIがなければ実現不可能だった何かを作り上げるのです。
それがわからない低知性な人間がAIを否定する権利なんぞ一切持ち合わせません。
話を戻します。
日本の経済が資本主義である限り、お金は稼ぐべきです。
そして日本の制度的に、納税額と国からのサービス等を受ける受益のバランスというものが存在します。
まあ、我々現役世代は超高齢化社会の影響もあり、負担と受益ではすぐに負担のほうが上回るようになってはいます。
しかし、解釈を変えればそれは自分のためだけでなく、日本の未来のためにも我々現役世代はなるべく稼いで納税しなければならないということも言えます。
子供の頃からちゃんと勉強し、それなりの大学に進学し、それなりの企業に就職する。
それを否定したり、バカにしたりする治療家もいますが、それをバカにするほうが低知性です。
例えば東京なら早慶やMARCHレベル、関西なら関関同立、すなわち偏差値50以上(要するに勉強が平均レベルより上)な大学(関西の産近甲龍は偏差値40台の学部もあるのでとりあえず省く)やそれ以上の大学を出て、就職活動をしてそれなりの会社に就職する。
その〝普通〟を批判することは簡単だけれども、僕たち治療家はその普通すらできなかったということを理解していない人が多いです。
僕は50歳。
大企業で部長クラスの年収って800〜1200万円くらいが相場だそうです。
商社や金融系なら2000万円オーバーのサラリーマンもたくさんいます。
僕たちが彼らと同じくらいの所得になるには、彼らが〝受験勉強〟という名の努力と、集団生活という名の〝我慢〟を形を変えてやらなきゃいけないのは当然です。
僕らの業種は売上イコールほぼ粗利のようなものです。
となると、月商100万円、年商1200万円を稼ぎ出すということは、つまりそういうことなのです。
手技療法の研鑽や医学的知識のアップデート、そして経営の勉強と実践という〝努力〟と、成長していく上で必ず通るべき問題である「自分を変える(=成長)」というストレスに対する〝我慢〟をしなければなりません。
No pain,no gain.
痛みなくして得るものはなし。
努力なくして成果なし。
苦労なくして成功はない。
スポーツの世界は、どれだけ努力しても報われないことがあります。
しかし治療院経営はそうではなく、努力に比例した成果を得ることができます。
成果を出せる正しい努力をすれば。
治療院経営ラボは、努力しない人を引き上げることはできません。
しかし、治療家としての努力を怠らず、経営もしっかりおこなって、家族を幸せにしたいという先生にとっては最大の結果をお約束できます。
2026年の12月に表彰されるのはあなたかもしれません。
成長したい先生はぜひご入会ください。

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