こんにちは、治療院経営ラボの松村です。
治療院経営ラボの前身は整骨院自費成功アカデミーとして、柔道整復師の先生方に自費で成功する方法をお伝えしてきました。
僕自身が自費移行を決断したときは、まだ自費移行に関するセミナーや教材もありませんでした。
まさに手探りの状態でした。
また、修業時代から保険を使ってるところでしか働いたことがありませんでしたので、会計時に2,000円以上いただく経験をしたことがありませんでした。
そんな中での自費移行は本当に勇気が必要でしたが、僕はどうしても自費移行したかったのです・・・・
そもそも、僕自身が自費移行した理由
アカデミー時代のブログにも書いていましたが、改めて僕が自費移行した理由を書かせていただきたいと思います。
正直、僕の院は流行っていました。
あ、保険で流行らせることができない先生は、自費にしてもすぐは結果出ないですね。
保険、自費に関わらず、流行らない原因を持っていますのでそれを改善しなければいけません。
話を戻します。
元々、僕は(社)兵庫県柔道整復師会(以下、兵庫社団)の会員でした。
県の執行部員(柔道部)として数年間、会に貢献しました。
執行部員でない頃から、少年柔道大会の審判もしましたし、弱いながらも柔道の試合にも出場、近畿ブロック代表として全国大会にも出場しました。
所属してレセプトだけ出してる会員よりは多少貢献してたかな、と思います。
兵庫に限らず、いわゆる〝社団〟の多くは地域ごとに支部があり、その支部で総会や支部旅行などのイベントもあります。
その支部の総会後の懇親会での話・・・・・
その頃、僕は保険を使うことに心が限界を感じていました。
どれだけ患者さんのためだとか言っても、
どれだけ地域貢献だ、なんて言っても、
ウソついてることに変わりはない、ということ。
それともう1つ。
自費移行する1年か2年前に、一部負担金とプラスして300円だけいただくことにしたんです。
なるべくウソをつきたくない僕は、理由書きをしないでいいようにしていました。
なので、どうしても単価が落ちます。
1人で治療してるので、頭数はもう増やせない。
仕事頑張ってるのに所得は落ちる、そういう状況でしたので、ちょっとだけでも負担していただこうと300円だけいただくことにしたんですね。
すると・・・・
やれ、もう来られないだ、やれ、ランチも食べられないだ、クソみたいなことを言われまくったわけです。
たかだか数百円の負担でワガママ言い放題言いやがって、あげくたかだか300円でアホみたいなクレームを言ってくる、そんな保険患者に疲れてもいました。
そんな状況での支部総会後の懇親会でした。
大御所が「若いの集まれ」と。
えらそうにふんぞり返って何を言うかと思えば・・・・・
「お前らの年代が、びびるから行政がつけあがるんだ」
と。みんな意味がわからず、キョトンとしていると・・・・
「もっと多部位請求しろ、日数も多く出せ」と。
「お前らが行政にビビって単価を落とすから、行政も調子に乗って締めつけてくるんだよ」
とのこと。
いやいや、このおっさんはいったいいつの時代に生きてるねんって話なんですよね。
あげく
「お前ら、肩こりは保険請求しろ!肩こりは首が原因で肩こりになるんだから頚椎捻挫だ!」
ふむふむ、古い論理だ。
それがもう通用しない時代なんやで。笑
とどめに
「お前らは経営者としての意識が低い!頚椎捻挫の1部位だけだと安いだろう!経営者なら単価を上げることを考えろ!どこか部位を足すんだよ!」
いや、それ完璧な不正ですから。笑
その隣りに当時の副会長が座っていましたが、神妙な顔をして頷いていらっしゃる!
僕はこの光景を見て、心底「腐ってるな」と思いました。そして「こんな会にいたら、俺もいつか同じように腐ってまう!腐る前に抜け出さんとあかん!」と強く思ったのです。
そのための自費移行でした。
自費移行した当初の話
その総会が10月下旬だったか11月上旬だったか。
帰宅後、すぐに嫁さんに「俺、今年で保険やめるわ」と言い、準備に入りました。
そして翌年。
月商200万円以上あったのが20万円以下になったわけですから、もう吐きそうでした。
生き残るために使える手段はすべて使いました。
案外、色んな方法(もちろん合法、裏技ですらない)があるもので、潰れずに済みました。
ただ、それはあくまでも対症療法というか延命処置ですので、与えられた期間内に結果を出さなければ結局廃業という状況に変わりはありませんでした。
僕から見たら、社団は沈みかかってるどころか水分で溶けかかってる泥船だったのですが、彼らからは僕は船どころかただ溺れてる泳げない人に見えたのでしょう。
事実、溺れていましたし。笑
社団の多くの先生は「松村終わったな」と言っていました。
そりゃまあそうですよね。
スタッフ雇ってた頃は、レセ入れた封筒は立つんじゃないか程度の分厚さはありましたし、1人院になってからもレセ枚数は減ったとはいえ、少ない枚数ではなかったわけですから。
親切な先生は「今からでも保険に戻しなさい、自費なんて無理だ」と心配して電話をいただきました。
むちゃくちゃ悔しかったことと、あの総会のような老害をなくしていきたいという強い思い、そして、僕は開業当初に柔道関係者にあることないこと言われ、噂を立てられ、罪を着せられ、本当にイヤな思いをしていたので、そのときの当事者たちのにやけた顔を思い出し、歯を食いしばり、目を血走らせ、必死で頑張り、売上を復活させました。
自費移行成功後
自費移行成功後、僕はまだ社団の執行部員でした。
僕は社団のため、そして業界のために老害を排除していかなければならないと考えました。
僕らの世代が、時代に合った良い社団を作るべきだ、そう考えていました。
そのための僕のプランはこうでした。
・社団が率先して「接骨院・整骨院では外傷以外は保険は使えない」ということを広報する
・自費での経営の仕方を社団が教える(当面は僕が報酬なしで講師をする)
・定率会費はもうアテにならないから、定額会費を値上げする
(当時、兵庫社団は請求金額の〇%という定率会費と月々〇万円という定額会費の両方ありました)
自費での経営方法を教える団体なら、若い柔整師も入会するだろうし、自費できない老害柔整師はえらそうな顔できません。
総会に顔を出すこともなくなるでしょう。
ただ、社団の良いところもあります。
それは、骨接ぎの職人の先生がそこそこいる、という部分。
骨折や脱臼の整復方法や固定方法それらを若手に提供するリソースを持っている職人の先生は老害ではないので、そういう先生にはしっかりと報酬(講師料や指導料)をお支払いして、若手に技術を伝えていく。
そういう団体にすれば、次の世代以降にとっても魅力的な団体になるし、行政への信頼も回復するのです。
そこまでになれば他の団体からも自費移行を学びたくて移籍してくるかもしれません。
定額会費は請求金額に依存しないですから、会員数さえ一定以上いれば会の運営もできます。
そして、自費移行のためのメソッドは僕がすべて無償で社団に提供し、講師もするというプランでした。
副会長を含む、理事には何度も提案しました。
「自費にできたのはたまたまだ」
「松村くんだからできただけ」
などと言い、老害柔整師たちは自分たちの足元を崩されることを極端に嫌いました。
僕の中では、この時点で〝社団コワコン〟でしたので、諦めて退会の意思を更に固めたのでした。
それでも柔道整復師愛は捨てられない
今さら社団に思い入れなどありません。
しかし、僕は中学生の頃から柔道整復師になりたかったのです。
今、僕は治療院経営ラボの代表として、柔道整復師のみならず、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師をはじめとした国家資格をお持ちの先生の治療院経営の指導をさせていただいております。
そんな僕がこんなことを言うと、柔道整復師以外の先生から反発されるかもしれませんが・・・・
やっぱ、一番好きなのは柔道整復師なんですよね。
職業欄、一番最初に柔道整復師って書いちゃうんですよ。(僕は鍼灸師免許も持ってます)
なんなら、職業欄が小さくて書けないとか、ネットでの何かで回答が1つしかできないときも、迷わず柔道整復師を選んじゃうんですよね。
そんな柔道整復師、一時期はマスコミに叩かれ、今はユーチューバーのマトになってます。
柔道整復師って、そんな存在?
結構、良い仕事するんやで、ホンマ。
僕はそれを伝えたいんです。
あなたが自費に移行することが業界の浄化につながる
外傷以外をちゃんと自費で治療する接骨院・整骨院が増えるということは、不正が減るということ。
それとともに、ですが、治療の勉強を一切せずに、保険に甘えてきた柔道整復師が淘汰されることで、業界のレベルアップにもつながります。
「残酷な・・・」と思われるかもしれませんが、このご時世、僕が修業時代と違って治療セミナーはアホほどありますから、勉強してこなかった人の罪は深いです。
そして、個人院のレベルが上がれば、低い技術(とも呼べないが)で、患者さんをだまして金儲けをする多店舗展開の院をも淘汰することができる。
僕が柔道整復師の先生方に自費移行を学び、実践していただきたいのは、先生方も救いたいし、業界も綺麗にしたいのです。
※無料で自費移行の方法教えます
このコロナ騒動で、保険メインの整骨院をされている柔整師の先生数名から「やばいです」という連絡をいただきました。
僕のスケジュールの関係で、2月後半か3月頃になりますが、ウェブで自費移行についてのセミナーを開催することにしました。
お金に困っている先生でも学べるように、無料です。
ただし、Zoomでの開催ですので、僕が教えなくてもZoomにログインして受講できる程度のネットリテラシーをお持ちの先生に限ります。無料ですので、Zoomの使い方までは教えません。(ググればすぐわかりますしね)
無料自費移行セミナーの告知は、無料版治療院経営大学校というオンラインサロンで行います。
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