治療院経営ラボ代表の松村です。

家族問題は、ラボ会員の先生だけでなく色々な先生から相談されます。

僕自身が男性であること、さらに国家資格を取得し、さらに融資を受けて開業までするのはまだまだ男性が多いので男性治療家からの相談が非常に多いですが、基本的に子供問題も原因は一緒です。

ただ、女性治療家の場合の旦那問題はちょっと毛色が違います。
こちらはDVであったりお金関係であったりと「そもそもクズやん」案件が多く、治療家に限らず医師、歯科医師、看護師、各種療法士的なものあたりをされている女性はクズ男を好きになってしまうことが非常に多いので「あなた稼げてるし子供養うことできるんだから、あんなゴミはもう捨てたほうがいいよ」と離婚をお勧めさせていただくことがほとんどです。

ちなみにDVに関しての僕の見解を言っておきますと、絶対に治らない不治の病です。
これは夫婦間だけでなく子供への虐待も、です。

多少、ストレスで子供を怒ったときに癇癪を起こして、汚い言葉で罵ってしまったとかではなく、ガチで怪我するレベルの暴力や、しつこく長時間の折檻などは絶対に治らないし、それをする人間は男女関係なくクズ以外の何者でもありません。(僕の母親はこれ系でしたが、お金にも男にもだらしなく、最後は僕名義でサラ金で借金作ったりとなかなかファンキーなクズでした。今は飲んだときに絶対に笑いを取れるネタと化してくださってるのでその点だけ感謝です)

あ、お子様に暴力をふるう旦那さんを放置するって、僕はその女性も間接的に虐待してると思います。
自分が好きで結婚した相手なので情もあるでしょうし、離婚することそのものへの抵抗もあるでしょうが、僕はそんな自分のエゴに子供も巻き込んでる時点で同罪じゃないかな、と感じます。

 

さて長くなってしまいましたが本題に入りたいと思います。

 

なぜ家族の問題を取り上げるのか?

先述させていただいたように、男性治療家の先生から相談を受けることが多いです。
僕自身もネタで「家ではなんもやってない」とか「セミナー行きすぎて家にいるとセミナー行かないのかと逆に言われる」などと言ってるのも悪いのですが、僕が本当に家のことを何もしていないというわけではありません。

いや、僕の中ではそれほどやってるつもりはないのですが、ラボ理事の島田さんから「みんなほんまに松村さんのこと、家のことなんもやってないと思ってはるかも」とご指摘を受けたので、ちゃんとした情報を提供させていただこうと思いました。

「治療院経営ラボは治療院の経営を教えるところだろ、なんで家族の問題に口出しするんだ」と思われる先生もいらっしゃるでしょう。

実は奥様にセミナー受講を反対されるだけでなく、治療院の方針転換をいちいち反対されたり、下手すると子供が非行に走ったりと集中して経営ができない環境になってしまうことが非常に多いからなんですね。

僕自身、何もわかっていない、というか自分くらいが常識だろうと思っていた頃は「なんて理解のない嫁さんなんだ。稼いでるのはこっちなんだし、治療家でもない、経営したこともない嫁がうるさく言うくらいなら離婚すりゃええねん」程度にしか思ってまいませんでした。

しかしどうも違う。
もちろん、ある程度はその先生の奥様の気質というか性格というかそういう問題もあったり、そもそもの知性に問題がある場合もありますが、そちらのほうがレアケース。

まあそれぞれ育った環境が違うので、価値観の相違がありますが、それもきっちり話し合いをしてすり合わせていけばいい話ではなります。(まともな知性をお持ちで普通の人格の奥様なら)

家族問題を抱えていらっしゃる先生の中にも、しっかり稼いでおられる先生はたくさんいます。
しかし、逆に家族の問題を抱えてるからこそ、その問題から逃避するために仕事に打ち込むパターンが多く、事業的には成功するけれど離婚というケースは後を絶ちません。

そして稼げない先生の場合は、ダメ男好き以外なら即三行半。
ダメ男好きにもレベルがあるので、かなりのダメ男好きでない限りは、稼げない、家のこともしない、ではいつか三行半。

離婚届を突きつけられて婚姻関係終了となり、さらに落ちぶれていくという未来しかありません。

ですので〝すでにわかっている暗い未来〟を回避するためにラボでは家族問題の解決の助言をさせていただいているのです。

ただ、僕は治療家であってカウンセラーではないのでそのあたりはよくわかりません。

ラボの理事の島田さんが家族療法ができますのでお任せしています。

 

 

無自覚な男性たち

おかげさまで僕の家庭は円満です。そりゃ完璧ではないですが、それなりに平和です。
治療院やりながら事業展開しているので、隔月の第1日曜日は肘井先生のBHS療法のセミナーを受けさせていただき、第2土曜日は大阪で手技の研修を受けさせていただき、第3日曜日はラボのセミナーを開催し、第4日曜日は東京で手技の研修を受けさせていただくというスケジュールに加え、これで足りない部分は土曜日に回すというスケジュールであるにも関わらず、僕がセミナーを受けることにも開催することにも反対することなくいてくれています。

じゃ、反対されてなきゃそれでいいのかというとそういうわけでもありません。

女性は累積ポイント方式

今は我慢してますが、色んな不満をためにため、ある日火山のように噴火するのです。
問題はここから。
火山ならエネルギーが開放されるので、噴火したことでの甚大な被害はあったとしてもまたエネルギーがたまるまで次の噴火はないですが、女性の場合はいい度噴火したらマグマ出っぱなしです。
いや、出っぱなしというかなんというか、ものすごく揮発性の高いものがずっと出てる感じです。

しかも噴火するような派手なこともできる癖に「◯年前のあのときあなたはこんなこと言った」とか酔ってて記憶になくて、さらに本音でもないようなことや生返事したことなどでも発言されたことになってしまって、それをチマチマチマチマと責められながら、そのことでまた思い出し噴火をしたりします。

僕たち男性にはま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ったく理解できない部分ですが、女性がそういう生物である以上、ネガティブポイントの累積をいかに少なくするかがとても重要になります。

ただ、僕も男性ですので女性、特に世の奥様方が旦那さんのどんなところにイラッとして累積していくのか全くわかりません。

そこでうちの奥さん、受付スタッフさん、女性患者さんに聞き取り調査をしてみました。

 

旦那のどこにイラッとする?

・たまに家事を少し手伝ったときに、ものすごく手伝った感を出される

「こっちは毎日やってんねん!」となるようです。まあたしかにその通り。
この声、むちゃくちゃ多かったです。
うちは働いている女性が多いので、「専業主婦なら私が全部するけど、こっちも仕事しとんねん!」ということでした。
いやほんま、その通りです。

 

・料理するのはいいけど、片付けをしない

これむちゃくちゃ多かったです。
得意気にカレーやローストビーフ作るけど油は飛びまくり、フライパンや鍋はもちろんまな板や包丁すらも洗わずシンクの中に置きっぱとか逆にやらないといけないことが増えると怒っておりました。
さらに腹立つのが、そんな状態なのに先述したような感じで「料理してやったぞ、俺」みたいな顔するのが怒りを助長するとのことでした。

 

・家でずっとスマホを触ってる

ゲームをしているそうで、食事中も子供の相手するときも隙あらばスマホを見ているとのこと。
洗濯やお料理、洗い物はスマホ触れませんから、女性からするとそりゃ腹立たしいですよね。

 

・無駄使いが多い

「大して稼いでないからユニクロのダウンで十分なのにノースフェイスのダウン買ってるんですよ!」とキレておられる奥様もいました。
ゲームの課金、飲みに行くお金などなど、世の奥様方はお金に関しての不満はものすごくたまっているようでした。

 

・コーヒーに凝るのはいいけど、コーヒーを入れたときに飛び散りまくってそれを拭かない

こだわってコーヒーを淹れるそうなのですがそのとき、杉下右京さんが紅茶入れるみたいな感じで入れるそうです。
もちろん飛び散りまくりですが、一切拭き掃除しないそうです。
そりゃあかんやろ。笑

 

・外食に行っても何もしない

子供小さい場合なら外出するための準備は手伝わないでゲームして待ってて、いざお店ついても子供目が離せないのに自分は美味しそうに食事して子供食べさせるわけでもなく、食べ終わったらゲームして、みたいな感じで、外食することで仕事増えるだけなのに、旦那は外食に連れていってやったぜ的な雰囲気を醸し出してるのが許せないとのこと。

 

・家のこと何もしないのによそでそれをして良い旦那風になってる

子育てに参加しない人が子育て支援や託児所設置や妊活支援したり放課後デイをやる、自分の親の介護を嫁さんにさせて自分関わらない人がデイサービスをやるなど、男の僕が聞いても「あなたの旦那さん、アホとちゃいますか?」と言いたくなるパターンがむっちゃありました。

 

・家電を買ってくれない

うちはちょうどこの記事を書いてる数日前に新品の冷蔵庫がきました。笑
それまでの冷蔵庫が2004年製、よく頑張ってくれましたね。

食洗機を買ってくれない、という患者さんの話を聞いたのですが、洗い物をするたびに「ああ、食洗機買ってくれてへんわ」と思い出してイライラするそうです。

冬は乾燥して指が割れる。
僕は経験ないんですが、相当痛いそうで、その痛みの度に「食洗機買ってくれへんからこんな痛い思いせなあかんねん」とイライラするそうです。

そう、男性にとっては「食洗機を買っていない」という回数は1回だけのカウントですが、女性の場合は「買う」と言ってから買ってない期間、毎日何回も何回もカウントされているのです。

いや〜、怖い。

 

・大変なときに家にいない

ラボ会員に、出産予定日にセミナー受けにきた先生がおられました。
子供産まれたてだと思えないほど積極的に参加されてる先生もおられました。

正直、男性の立場からすると精神的なこと以外では出産時にその場にいても何ができるわけでもないですし、産前産後ってホルモンバランスの影響からか機嫌悪くて八つ当たりされてって正直イヤなもんです。

論理的でないし、なぜ機嫌が悪いのかを聞いてこちらが悪いなら改めようとしても察しろとか、それがアカンねんとか、そうやって聞いてくること自体がムカつくとか、高校時代の先輩のイジメみたいなこと言われて気持ちいいはずがありません。

だがしかし、逃げちゃいけないときもあるんです。

それを我慢しないといけない状況もあって、産前産後から子育てが大変な数年間は優先順位を変えてもええんちゃうの?と思います。

 

・稼ぎが悪い

「私より給料低いくせに家のこと何もしない」という方もいまして、思わず「もう離婚しはったらどうですか?」と言ってしまった例もありました。まあうちは看護師さんが多いので、冴えないサラリーマンレベルでは太刀打ちできないのでかわいそうではありますが、現実なので仕方ないですよね。

ただ、女性側もこれはよっぽどじゃないと傷つけるから言えない、ということでこの「お前の稼ぎ悪いねんカード」出すときはそれなりの覚悟を決めたときだということでした。

 

 

無自覚なまま間違い続けることで男性側が失うものとは?

女性側からの視点でのお話ですが、察しろと言ってるのに察しない、買うと言ったのに買わない、普通は手伝うやろってことを手伝わない、普通は家にいるやろってときに嬉々として出てていく(この場合の〝普通〟はあくまでも女性側での普通であって男性の立場からの普通ではないことは書いてる僕が一番わかっています)、などのネガティブポイントを積み重ねて続けるとどうなるのでしょうか?

失うのは、信頼。

そして

「〝勉強しないといけない〟とか言ってセミナー行ってるけど、ホントのところ何してるか知ったこっちゃない」
「あいつに何言ってもどうせ何もしてくれない」

このような形になっていきます。
しかし奥様はこうなってしまってからも男性にはわからない細かいサインを出し続けます。

しかし我々男性は気がつかない。つくはずがない。

そうやって、さらにネガティブポイントが累積していくのです。

 

後編に続く・・・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です