こんにちは、治療院経営LAB主宰の松村です。

去年のGoogleのアップデート以降、「ホームページから新患の予約が入らなくなった」という声をたくさんお聞きしました。
しかし逆に「何もしてないのに急にホームページを見てという新患が増えた」という声もあります。
非常に謎な現象が起きていると同時に、アップデート以降検索順位がガタ下がりになってしまい、新患の予約が入らなくなったというお悩みをお持ちの先生がすぐにやるべきことを解説していきたいと思います。

そもそも、SEO対策とは何か?

SEOとは「Search Engine Optimization」の頭文字を取ったものです。
検索エンジンのルールに最適化したホームページを作り、検索結果に自院のホームページをなるべく上位に表示させるための対策、ということになります。

対策には主に2つあります。

外部対策

これは自院ホームページを強化するのではなく、外部の状況を調整して検索を上位にする対策のことです。
代表的なものは「リンクを集める」というものです。
いわゆるSEO業者が提供するサービスのほとんどはこれです。
これは、お金さえ支払えば業者が勝手にリンクを増やしてくれるので、自院ホームページを強化することなく検索で上位に来るのです。
しかし、2012年にGoogleが行ったペンギンアップデート以降、SEO対策としてリンク操作を行っているホームページを排除するようになったので、この方法は通用しなくなりました。

内部対策

内部対策は、先述したように自院ホームページそのものを強化することです。
内部対策で行うことは主に2つです。

システム

これはもう専門的なお話になります。
そう、我々治療家が解剖学だなんだと言うようなものです。
アクセス解析を行い、導線を分析をしたりなんやかんやとシステムエンジニアの人が得意なことをするものです。
正直、これは我々素人は手が出せません。
私も別会社でホームページ制作会社をやっておりますが、未だSEOに特化したシステムは存在しないのが実情です。
(特化してる、とアピールしてるシステムは存在しておりますが)

コンテンツ

我々が手を出せて、しかもSEOとして効果も出せるのはこの分野です。
コンテンツは直訳すると「中身」という意味になります。
webの世界では、「情報の中身」という感じで使われています。

治療院は専門性の高いジャンルとなりますので、コンテンツの充実こそが内部対策となり、長期的な目線なら堅実なSEO対策となります。しかも、ここはホームページ制作業者では絶対に作ることができない部分でもあり、なおかつしっかりと治療の勉強をされているなら他院との違いも出せる部分でもあるので、我々治療家が取りかかるべき対策のひとつでもあるのです。

 

治療家ができるSEO対策とは

SEO対策についてご理解いただいたところで、次に我々治療家ができることについて書かせていただきたいと思います。

治療家ができる外部対策

プレスリリースで、ネットニュースに掲載されるようにすることや、専門性の高いサイト(例えば腰痛特集やヘルニア特集等)に寄稿するなどがまずひとつです。
ただ、この手法は公平性のある文章を書く必要があります。
うちの院は凄いんだ〜、俺の治療法はエグいんだ〜ってのはボツになります。
あくまで客観的視点で書かないことには採用されませんので、ハードルは高いですね。

もうひとつの対策がSNSの活用です。
Facebook、Instagram、Twitterが有名ですね。
このあたりをしっかり活用することで外部対策になります。

治療家ができる内部対策

ホームページの中身をいじくるのは専門家しかできませんので、コンテンツ制作となります。
面倒ではありますが、しっかりと文章を作りこむことが重要になります。
1ページにつき2000文字は欲しいところですね。
実は、制作費が安い、もしくは無料でリース契約するようなホームページ制作会社は、ホームページの構造自体はテンプレートを使用しているため、中身はスカスカです。
そして多くの治療院のホームページはそれです。
なので、コンテンツの充実だけでも、かなりの対策になることは確かなのです。

 

SEO対策に取りかかる際の注意点

さて、上記をまとめるとSNS活用とコンテンツ制作が我々治療家が今すぐ取りかかれるSEO対策であることがおわかりいただけたかと思います。しかし、多くの先生が勘違いしていることがあります。
確かにSEO対策というのは、検索上位表示が目的ですが、上位表示されてホームページへの訪問者が増えても予約が入らなければまったく無意味なのです。

注意①マニアックにならない

コンテンツ制作において、大事なことは検索されるキーワードを入れて書くこと。
「腰痛」というキーワードで検索する人はいますが「腸骨筋」や「大腰筋」で検索する人はいません。
「息苦しい」で検索する人はいるかもしれませんが、「胸郭」や「横隔膜」「内肋間筋」などで検索する人はいません。
我々の専門的な知識は、だいたい漢字が多いです。
訳のわからない漢字の単語の羅列・・・・
一般の人々は、漢文にしか見えません。

注意②一般の人々は治療法に興味はない

「当院が行う〇〇療法」「〇〇式検査」などなど、勉強したことをいっぱい書きたい気持ちはわかります。
残念なことに、それらをアピ−ルすればするほどその文章は読まれません。
例えば、あなたがSEO対策を調べていて、

「検索意図を知る上で、検索クエリタイプをしっかり理解し、選定したキーワードはどのクエリタイプなのか、 また、検索上位にはどのようなクエリタイプのページが多いのかをチェックし Googleがキーワードに対して評価しているクエリタイプに沿ったページコンテンツにしていく必要があります。」

ってのが書かれてあって、意味わかりますか?
かなりマニアックに勉強されていない限り(要するに専門家に近い知識を持っていない限り)、意味不明だからよそのページにいきますよね。
〇〇療法とは体性内臓反射を利用した云々・・・・レベルでもダメなのです。

ホームページに来る人は「そんなんどうでもええから、俺の腰痛は治るんかい!」ってことを知りたいだけなんです。

注意③コピペ禁止

コピペの意味はご存知ですよね?
知らない先生はもうここで離脱しちゃってください。情弱すぎて話になりません。
他の、自分が良いと思ったホームページをコピペする先生が少なからずおられます。
禁止の理由は2つ。

①自分が良いと思ってるだけでホームページを見る一般の人が良いと評価してるわけではない
②ミラーサイト扱いになるとGoogleからペナルティを受ける

からです。
そもそも、自分のホームページに他人の書いた文章を載せるということに抵抗がない先生は、今までの人生何か間違えてます。
それか治療の勉強をしてなくて中身がスカスカか、です。
セコいことをしてもあとで自分に返ってきますので、しっかり自分で作るようにしてください。

 

まとめ

さて、今回書かせていただいたことに留意しながらコンテンツ制作をしていくと、長期的目線でSEO対策ができるようになります。
ここで大きな問題点があります。
先述したように、SEO対策の目的は検索エンジン最適化、すなわち狙ったキーワードで検索上位に来ることですが、もしSEO対策が成功して検索上位にきてホームページが上位表示されたところで、そのホームページを見た人から予約が入らなければSEO対策は無意味なことになるということです。

ここで必要になるのがライティング能力。
もちろん、なんでもかんでも煽って予約につなげるライティングというのは長期的目線では無意味です。
しかし、そういうのがイヤだと言って批判している治療家を見ると「ああ、クズだな」とも思います。

なぜなら、患者さま目線になれてないから。
患者さまが集まるサイト作りをするためには、患者さまが理解できて、予約を取りたいと思っていただく必要があります。
治療家のプライドは、ホームページの世界では邪魔なだけです。
どうしてもイヤなら、その分違う努力をするべきなのですが、だいたい「あんなこと書いてる院はダメだ」「いつまでこんな書き方してるんだ」とdisってるだけで、自分は何も努力していないことが非常に多いです。

「整形外科にいったけど腰痛が治らない」

そうお悩みの人に、「整形外科にいったけど腰痛が治らないとお悩みではないですか?」と患者さまに寄り添って書くことの何がよくないのでしょうか?

「本気で治そうという気のない方は予約しないでください」

とターゲットを絞り込んでいったい何が悪いのでしょう?
無知な治療家ほど、宣伝用の文章をdisります。

我々の業界で、骨盤矯正って言ってると勉強不足やでってのと同じレベルで、いわゆるライティングをdisるのは自分の無知を露呈しているのです。
そもそも、ライティングする前には院のあらゆるデータを分析し、そこからターゲット設定して、そのターゲットの感情をまた分析して・・・と色々な工程を経て文章を作っているのです。
もちろん、そういうことをせずにテンプレ化しているものもありますが、たとえテンプレであっても、患者さまを呼べないオリジナルコンテンツのホームページよりも、患者さまを呼べるテンプレのホームページのほうが優れているわけです。

disる人はマーケティングの基礎から勉強するべきであると同時に、ホームページの存在意義は自己表現の場ではなく患者さまにとって有益な情報を提供する場であるということに認識を変えなければいけないのです。

このあたりの念頭に入れてSEO対策に取りかかっていただければ幸いです。

 

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