こんにちは、治療院経営ラボ主宰の松村です。
さて「だからあなたの治療院はいつまでたっても儲からない」シリーズです。
前回は、「自称〝できる〟治療家編」でした。
いきなりですが、僕はずっと柔道をやっていたのですが、高校時代の憧れの選手といえば吉田秀彦選手でした。
姿勢よく組んで内股や大外刈で投げるスタイルに魅了されたものです。
僕の得意技も内股でしたので、当時の吉田選手が出る試合は全部ビデオ録画して、何度も何度も技の入り方を見て翌日の練習でマネしたのを覚えています。(今考えるとなかなか自主的な部員でしたが当時の指導者は自分の言うことを聞かせることに必死だったので、ことごとく否定されて本当に毎日練習がイヤだった記憶しかありませんが)
元々、超体育会系の柔道部にいたので、返事は「はい」か「YES」しかありません。
「いえ」「いや」なんてのはもってのほかで、血しぶきが舞うまで殴られるわけですが、そんな否定的な返事だけでなく、「え?」ってのもダメです。
先輩や先生が何か言うと「はい」しかないのです。
まあ、ずっとそういう環境にいると、合宿中にすでに就寝時間になったにも関わらず、やはりすぐに寝ない。
そのうち監督が飲みから帰ってきて、本当に寝てるかどうかを確認するのに「おい、お前ら寝てんのか?ホンマに寝てるんやったら返事せんかい!」って怒鳴ったら「はい!」って返事して「起きとるやないか!」とまた殴り倒されるというコントのようなことも起こるのですが。
バカな話はこれくらいにして、本筋に戻りましょう。
「自分なりに頑張ってみます!」と目をキラキラさせながら言う先生たち
セミナーで何かをお伝えすると、必ず受講者の先生の一部に言われるのが
「今日はとても良いお話をありがとうございました!さっそく家に帰ってから自分なりに考えてみます」
というセリフ。
あ〜、この先生は成功しない先生だな、とその瞬間に思うのです。
だって治療院経営ラボのセミナーでは、すでに答えを出していますので、考える必要はないんですよ。
本当はただ実践するだけ。
「自分なり」にいったい何を考えているのか?
ある事例を紹介させていただきます。これは、治療院経営ラボの会員の先生のお話です。
ある強力なツールを使って、休眠患者さまの掘り起こしに成功しました。
ただし、その道のプロが作るツールだったので、制作費(それでもラボ価格)がかかっていました。
その先生は、制作費をケチるために、そのツールに似たデザインを自分で作ることにしました。
イラレで作ったものをWordでパクるのは非常に難しいですし、そもそもPCスキルが高くありません。
できあがったツールを使用したところ、成果ゼロでした。
もうひとつの事例。
これはラボの会員の先生ではありません。
僕の自費移行のセミナーを受講したあと、自分なりに考えたそうです。
その先生、未だ保険だけで整骨院をやっています。
アホですね。
ほとんどの場合、自分なりに考えるってのは、要するに「あれはいいけどこっちはやりたくない。あれだけやってこっちはやめとこかな」程度のひっくいひっくいレベルの考えでしかありません。
それか「講師は〇〇を業者に注文しろって言ってたけど、俺はWordくらいは使えるから費用節約のために自分でやったろ」とか、そんなもんです。
要するに、「考えてる」というのは自分の欲望をどう満たそうか考えてるだけで、それによって手順やスタイルを勝手に変えてしまって「成果が出ないシロモノ」にしてしまっているのです。
たったひとつの成功パターン
僕自身、経営的なセミナーであっても、治療セミナーであっても、教えてもらって「お!これは明日すぐ使える!」と思ったことは、すぐにその通りにやらないと気が済まない性格です。
ラボの会員の先生、特にプレミア会員(すでに治療院経営は安泰なので、更に事業展開や治療院の発展を考える治療院経営ラボの上級会員)の先生方の多くが僕と同じで、僕がセミナーでお伝えしたことを、何も考えずにそのまま実践するというスタイルが多いです。
成果を出してる先生は言います。
「だって、何も考えないで言われた通りやってればいいからむっちゃ楽勝ですやん」
と。
そうなんです。本来、成功するのは楽勝なはずなのです。
すでに何百例と成功を出してきた方法やツールをそのままやればいいのですから。
余談ですが、冒頭で書かせていただいた柔道のお話、僕は良いことをやっていたと思います。
スポーツも武道も芸事もなにもかも、成功者を真似るということが一番最初にやるべきことなのです。
「修(守)」「破」「離」の大切さ
これは治療院経営だけでなく、教育でも言えることなのですが、自主性や自分らしさも大事だとは思うのですが、何も知らないわからないできないという状況の人に、自由を与えてもよくないと思うんですよね。
芸事の基本と言われる、修(守)破離。
「修(守)」とは、基本、すなわち師匠の教えそのものを忠実に実行することです。
何事も、基本が大切です。我流では、見た目やそのときだけの成果だけに囚われてしまい、正しい基本動作や基本姿勢、基本作法などを身に付けることが難しくなってしまうため、いつまでも正しいものを身につけることができません。
まずはじめに、「基本」をしっかりと身に付けることが最優先だよ、ということです。
「破」とは、基本を身に付けた上で、自分なりの発想や工夫を重ね、基本の殻を破り、自分に合った方法や形にしていくことです。
「離」とは、「破」からさらに努力鍛錬を積み重ねて、自分のオリジナルを生み出していくことです。
芸事で、修(守)だけで3〜5年と言われています。
結局のところ、治療院経営も順序は全く同じなのです。
先述した事例のように、型通り実践しないと、積み上げてきたものすら形無しになってしまうのです。
成功する「型」は存在する
本当に、成功する「型」なんて存在するの?と思われるかもしれません。
もしあるなら、知りたいと思いませんか?
実は、治療院経営ラボには、すでに成功する型がしっかりと確立されているのです。
あとは、忠実に実践するだけです。
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今年、大阪では最後のセミナーとなります。
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