治療院経営ラボ代表の松村です。
前回の記事である一番損をしてきた世代の柔整師が赤裸々に語るPart2では、憧れていた接骨院の先生の影響で柔整の道を選んが、実際の仕事は、想像していたものとは違い、様々な困難やストレスを抱えることになり。。。。

開業後も今までの常識が全部覆される中でなんとか頑張るものの、39代前半で命の危機を感じるほど体調が悪化するまでストレスを抱えることになりながらも、それでも業界を信じて自分の夢と業界の発展のために尽くす、そういうところまで書かせていただきました。

 

 

色々なことにもへこたれずに頑張っていましたが、心の中ではずっと

「なんでこんな俺は損ばかりさせられるんだ?何も悪いことはしてないのに。真面目にやってきたのに。こんな大変な思いまでして」

と怒りを抱え続けていました。

当時の公的団体のえらいさんは、置き換え請求の文化を作った世代、すなわち僕の親世代に近いわけで、正直、執行部会でえらいさんの顔を見るたびに「お前らがしょーもないことしたり自制せずに欲かいてむちゃくちゃしたせいで俺らどれだけ苦労してるか思い知れ」と叫びながら殴りかかろうと思ったことか。

そんな奴らが「あ〜、今は保険厳しいな〜、昔はよかったわ」とかどの口が言ってんだって話なわけです。

治療の勉強だけしておけば、保険でうまくやってりゃ患者さんも喜ぶしそれで流行ってこちらも経済的に潤って、さらに事業展開して・・・なんて夢は最初から潰されたわけです。

しかも、こればかりは僕のせいではない。僕より上の世代のせい。

保険という制度にむらがったハイエナ野郎どもが、骨の髄までしゃぶり尽くした結果が今なのです。

口は悪いですが、今回の記事はホンネを書くのがテーマなのであえて言うなら、僕は今でもあいつらをぶっ殺してやりたいです。

若い頃の苦労は買ってでもしろ、とよく言われました。
それはあとでそれ相応のリターンがあるから。

僕は若い頃に苦労させられ、さらに開業してからも自分の責任でない領域で苦労させられ・・・・

いつになれば僕は楽ができるんだ。
いつになれば僕は世間一般の幸せになれるんだ。

そう苦悩しながらずっと院をやってました。

しかし、僕のそんな問いに答えてくれる人なんぞ存在するはずもなく。

しかし想像力を働かせば働かすほどに保険中心で経営を続けることにまったく可能性を感じられないから、2012年をもって保険を一切やめ、2013年、開業して8年目から自費だけでリスタートをしたわけです。

2012年まで月商250万くらいだったのが、2013年1月の月商は20万円。
治療をちゃんとしていればわかってもらえる、なんてのは嘘でした。

そりゃ今より未熟ではありましたが、そのへんのチェーン整骨院のスタッフとはレベルもラベルも違う領域にはいましたよ、当時から。

そこでまた頑張って経営やマーケティングの勉強をして売上を回復させたからよかったんですが、正直「なんでまた頑張らなあかんねん」とずっと思ってました。

もうやめてくれ。
もう楽させてくれ。

そう思ってました。
苦労の量を数値化できるなら、絶対あんな奴らより俺のほうが苦労してるのになんで俺のほうがまだ苦労してそれでもあんな奴らより裕福じゃないんだ。

そう思って怒り狂っていました。

今だから言えるシリーズですが、自費移行に失敗して路頭に迷うことになったなら、離婚してそういう奴らを全員刺し殺しに行くつもりでした。
(3人殺せば死刑になる確率高いと聞いていたので、どうせ死ぬなら業界の掃除だ、と思っていましたし、刺す用の包丁はネットですでにお気に入りに入れてました)

それくらい精神的に追い込まれていましたし、実際に僕たち世代は殺意を持つほどに大損こいてきたわけです。

 

でも命を懸ける覚悟が功を奏したからか、自費移行して半年ほどで売上は回復。
なんとか犯罪者になって人生を終えるということなく今に至るわけですが、自慢とかではなく本当に頑張りました。

僕もですが、うちの奥さんもむちゃくちゃ頑張りましたよ。
どちらかというと、僕は最初はもう諦めていて殺人計画を練っていたほうなのでうちの奥さんのほうががんばったと思います。

しかし、そこからブログを書いたりポスティングをしたり、ありとあらゆることをすべてやったわけです。

努力もしないで成果が出ないと言ってる先生には命懸けてやってみろよ、と言いたい。
しっかり肚決めてやれば結果は出るんですから。

そんなこんなで自費移行に成功したことを聞きつけた公的団体の先生方から、自費移行したいからやり方教えてとたっぷり連絡が来るようになりましたが、ここまでまた色々なことがありました。

一番損をしてきた世代の柔整師が赤裸々に語るPart4に続く

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