治療院経営ラボ理事の松村です。
さて今回は、一番響いて欲しい先生に一番響かないどころかそういう先生ほど反発してしまうような内容を書いていきます。
熱心に治療のセミナーには通ってる、でも月商100万円にも満たない・・・
この条件に当てはまる先生は、イラッとしても、ムカっとしてもちょっと頑張って最後まで読んでいただき、一度「そうなのかも」と思っていただければ、視点も変わりあなたの売上がなぜ上がらないのかがわかるかもしれません。
これから紹介する理由のどれか1つ、もしくは複数に該当する場合、必ず売上はあがりません。
逆説的に言えば、あなたの院の月商が70〜80万円以下ならば、今回紹介させていただくことに必ず当てはまっているということです。
それはあなた自身に自覚がなくとも・・・です。
できるだけ素直な気持ちでお読みいただけましたら幸いです。
①教わった情報を捻じ曲げる癖がある
僕は現在、治療院経営ラボで経営のことをお伝えし、臨床基礎研修会で手技療法全般の基本をお伝えしています。
学校に例えるならば、経営は読み書きソロバン、治療技術は体育という感じです。
例えば・・・
「患者を仰臥位で膝窩よりやや下方に手を入れて、膝を曲げるようにして持ち上げてください。」
と伝えたとします、見本を見せながら。
普通の先生であれば、それをそのままやります。
しかし捻じ曲げる癖のある先生は違います。
「ふむ、膝窩に刺激を入れながら持ち上げるんだな」
と解釈したりします。
誰もそんなこと言ってない。
怖いのは、その脳内の自分の言葉を〝教わったこと〟にしてしまうことです。
自分の中では真実、になってしまうのです。
何かを習う場合、守→破→離という順序がありますが、習った瞬間から〝離〟になっている。
だからもちろん臨床でも効果が出ない。
でも自分はできてるつもりなので、術後検査をしても少し変化していれば、それが悪い変化であっても「よくなった」と勘違いする。
残念ながら、セミナーを受けることでどんどん下手になるタイプの先生で、まずはこの捻じ曲げる癖を矯正していかなければならないのです。
この捻じ曲げる癖の原因にはたくさんのバリエーションがあります。
その中の1例では、他の治療法を勉強していて、その考え方に固執してしまっているパターン。
教わったことを、その治療法の習ったことフィルターにかけるので、勝手に「ここで刺激入れてるんだ」「ここ、実は牽引かけてるんだ」という解釈をしてしまうのです。
何かを学ぶときは白帯でいろ、というのが鉄則ですが、それができないのです。
もう一例は、そもそもそういうタイプの人だ、というもの。
天然、と言えば天然です。
思い込みが激しく、マイペース。
それでいて自意識過剰でプライドが高い。
こういう人はそもそも何を学んでも白帯になれない人なので、そもそも何かを学ぶことそのものに向いていません。
②参加してることそのものが目的になっている
評判の高い治療法のセミナーだったり、名人達人の先生が教えるセミナーだったりすると、そのセミナーに参加してること、その先生に習っていること自体に満足してしまっている先生も多いです。
「俺は○○会に所属してるんだぞ」
「私は○○先生から教わってる」
だからなんやねん。
で?お前はそれなりにできるんかい?
そう突っ込みたくなります。
セミナーには出るけど、できないとか思われたくないのでいざ実践となれば最初にはやらずに見てるだけ。
組む相手も物色し、自分に厳しく意見を言ってきそうな人間とは組まない。
毎月1回の講座でも、毎月は参加せず、年4、5回程度で学んだ気になり、所属してることに満足し、プライドだけ形成していく。
また、長く学んでいるとその場では古株になります。
その場での〝後輩〟も増えてきます。
そりゃ長く習い続けてるんですから、新しく学び出した先生よりはできます。
上手だなんだと言われ、その中でのポジショニングが自分の地位だと勘違いしてしまう・・・
こんな治療家は非常に多いです。
これは治療の勉強をしているわけじゃなく、その会や講師の先生に依存しているだけです。
③患者さんを下に見てしまう
「僕はちゃんと対等に接してる!」と思われたかもしれません。
「先生、痛いから湿布貼ってました」
患者さんからこう言われて、次のように返していませんか?
「湿布貼っても効果ないです」
「鎮痛剤に頼ると、あとで大変ですよ」
と。
なぜそれがダメなのか、わからない先生は無意識に患者さんにマウントをとっています。
専門家で知識もある。
先生からしたら、「素人である患者さんに、俺が本当のことを教えてやろうじゃないか」という〝親切心〟だと思います。
しかしそれは対等ではなく〝素人だ〟と下に見ている証拠です。
いいじゃないですか「湿布貼ってどうでした?」って聞いたら。
相手を否定する、イコールマウントだと思ってください。
④数字から逃げている
よほど悪い刺激を与えない限り、人間は悪い反応をしません。
何かしら刺激を与えると、人間の身体というのは変化することが脳や神経系の研究でかなりわかってきているので、昔ほど患部(や患者さんが症状を訴えている部位)を触らず、優しい刺激を与えるということが何か胡散臭い詐欺的行為であるという認識は減ってきました。
可動域が上がった、多少歪みが取れた・・・
実はこれは、悪い刺激を与えず、身体が喜ぶ刺激を与えれば起こることです。
プラシーボ、と言えば聞こえは悪いですが、プラシーボの語源は「喜ぶ」で、モルヒネより強力な物質を出すと言われているので、そもそも身体にとって優しい刺激を加えただけで〝治ってなくても痛みが消える〟ということは起こり得ます。
自分が習っている技術が間違いではない、そう思いたいのはそのセミナー受講生誰しもです。
その思いが、良い反応を助長します。
また、その場の影響力もあります。
みんなが変化を出したい、変化したいと思っている場です。
ある意味、治療効果についてはチートしている状態。
習った→結果出た→嬉しい
となります。
僕もずっと治療系のセミナーは受けているので、気持ちはわかります。
そして楽しいです。
僕が学んでる治療法は、まだシビアです。
検査法がしっかりしているので、プラシーボだけでは変化しきれない部分もあるし、悪い刺激を入れると悪い検査結果が出ます。
とはいえ、それも完璧ではない。
ちゃんとできたときほどの検査結果を出せなくても、ぶっちゃけごまかしようはあります。(もちろんその研修でそんなことは絶対しませんが)
しかし経営はちがいます。
ブログを何記事書いたか、数字が出ます。
その記事は、公開したら誰かに見られます。
何軒あいさつまわりをしたか、嘘をついても自分では本当の数字わかっています。
月商はいくらか。
リピート率は何%か。
全部数字で、明確に出てしまいます。
そこにはプラシーボも存在しなければ、自身の願望も影響しません。
ただ、何を何回、どれだけやったか。その結果はどうか。
超絶シビアな世界が経営です。
そのシビアさに耐えられない。
だから治療技術を学ぶことで「俺は学んでいるんだ」に逃げている。
そういう先生、非常に多いです。
もったいないな、と思います。
⑤そもそも経営の勉強をしていない
ちょっと経営に関する本を読んで勉強した気になっていたり、それすらもやったことがないという先生も非常に多いです。
経営の勉強と技術研鑽は両輪です。
しかし、この2つは陰陽図のようになっています。
技術も、究極まで高めたら結局は患者さんを思いやることに入ってきます。
そうなれば、そういう院作り(整理整頓やオペレーション構築等)をしていきます。
言葉掛けも変わってきます。(コミュニケーション能力)
実は逆も同じです。
治療院経営は、整理整頓や身だしなみといった社会人として当然のこともありますが、リピート率向上という治療院という事業にとって最重要な課題に取り組むことにもなります。
患者さんを思いやり、その患者さんに響く文章を書くのがライティングです。
不安を煽り立て、安売りや限定性で焦らせて予約取らせることがライティングではないのです。
僕自身、経営を深く勉強することで治療技術も一段上がりました。
技術の研鑽と治療院経営を学ぶことを同時に行うことは、実は治療のレベルアップにも近道になり、売上もあがることであなた自身もあなたのご家族も幸せになる近道でもあるのです。
治療の勉強をせず経営の勉強ばかりだった先生に言われた、忘れられない2つの言葉
その1「治療の勉強してる先生って稼げてない先生多くないですか?」
多い、たしかに多い。
これを言われたとき「ほんまやな」と言ってしまいました。
その原因はなんだろう?と思って、申し訳ないですが〝熱心に学んでいるのに稼げてない先生〟を観察した結果、先述したような理由があることがわかったのです。
そして僕自身もそれは痛感していたことです。
なぜ熱心に通っているのに、売上は低いのか?
僕と稼げてない先生は何が違うのか?
僕は非常にもったいないと思うとともに、講師の先生に失礼ではないかな?とも思うのです。
低い売上の中から、もしかすると家族に迷惑をかけてまで受講料を支払って受講する。
そんなのを講師の先生が望んでいるでしょうか?
綺麗事をどれだけ並べ立てても、生きている上での悩みの多くはお金が解決してくれます。
セミナー受講に目くじらを立てて反対する家族も、稼いで家に入れるお金が増えれば反対しなくなるのは、2014年から経営をお伝えしてきて何度も見てきた状況です。
講師の先生も、自分が教える技術で食えるようになってほしい、幸せになってほしい、そう願っているはずです。
経営努力をしない、ということはそういう講師の思いを裏切り続けていると思います。
その2「治療のセミナーにハマってる先生ってなんか気持ち悪い人多くないですか?」
これも同一人物に言われた言葉です。
気持ち悪いというのは、見た目の問題もあります。
例えば職人を気取って、いい歳のおっさんが髪の毛伸ばして後ろで束ねて作務衣とか着てるの、むちゃくちゃ気持ち悪いです。
陶芸職人で誰とも接しず、山の中で陶芸にだけ人生をかける・・・なら気持ち悪くてもいいですが、僕たちは街中で院を構えて、普通に社会生活を送る人たちに技術を提供する仕事です。
職人気質はいいですが、職人っぽさは本当に気持ち悪いだけです。
それともう1つ。
日本には「武士は食わねど高楊枝」という言葉があります。
これを経営者なのに持っている先生は気持ち悪い。
自分が稼げてないのを自分のせいにできず、資本主義のせいにしてお金を汚いものだと言い聞かせる。
治療セミナーのときにお金の話をすると「金の話なんてしやがって」「ここはそういう場じゃない」「金の話なんかするな」「あいつは金の亡者だ」などと批判する。
その癖自分はお金に困っていて、本当は稼ぎたい。
稼ぐ努力をすればいいのに、それはしない。(してるつもりかもしれないけど)
これらを総じて「気持ち悪い」と彼は表現したわけです。
実際、僕も何度もこのようなことは言われました。
彼らは怖いのでしょうか?
自分より稼いでる人間を、何かと理由をつけて下認定してるけれども、治療でも上だと認識させられることが。
数字という明確な結果が出ない治療技術。
そこに「この技術を学んだ結果売上がこれだけ上がりました」という圧倒的な客観的事実を提示されたら、今までの価値観が壊されてしまうことが・・・
それとも、稼げてない自分がどれだけ何も努力してないかを知ってしまうことが・・・・
人間、好き嫌いはあります。
僕と性格が合わない、口調が嫌い、身体デカい人間は嫌だ、それで嫌われるのは全然OKです。
しかし僕が稼いでいるのは僕が努力した結果であって、その結果を批判し、人格否定までするような人間は袖擦り合う程度の縁も持ちたくありません。
だからSNS等でもそういう人間は容赦なくブロックしています。
まとめ
多分、当てはまってる先生の大半は、途中で読むのをやめてしまっているのでここまで辿り着いていないかもしれませんし、僕はこれでまた嫌われることでしょう。
しかしそれでも今回この記事を書いた理由は、治療の勉強を熱心にする先生は経営の勉強をするだけで売上をのばせる可能性がむちゃくちゃ高いからです。
そこに気づいていただきたかった。
治療の勉強もせず売上の低い先生は、売上という成果を出すのにとても時間がかかります。
技術は一朝一夕で身に付くものではありませんから、当然です。
しかし技術は学んでる。
なら経営の勉強をすることで、情報を捻じ曲げる癖を矯正することもできるし(少なくともラボではできる)、学んでいる技術の特性を分析し(治療構築)、どんなツールをつくり、どんな院の導線にするか(院内オペレーション)を組んでいくことができます。
いわば治療の勉強すらもしてない先生より、むちゃくちゃ楽に結果を出せるのです。
僕が嫌ならラボじゃなくていい。
でも、集客ばかり教えるコンサルだけはやめて、正しい治療院経営を学べる場で、しっかり経営を学んでいただきたいのです。
残念ながら、ごくごくありきたりな肩こりや腰痛を、気持ちいいマッサージと治るかどうかわからない骨盤矯正とかでお金を稼ぐことはできてしまいます。
技術の高さを売上に直結させるには、かなり高い技術力と人間力が必要になってきます。
すでに開業してる先生は、それまで待てない。
10年、20年とかかることですから、今から10年極貧生活をするのか?という話になります。
なので、しっかり経営も学んでほしい。
そうすることで、10年かかるところが7年になるかもしれない。
20年が15年になるかもしれない。
そして学び続けてる間も、あなたの悩みの多くが消え、家族の不満の多くも消えます。
特に、治療を学ぶことが家族の犠牲のもとに成立してしまっているなら、まずそれを修正しないと、名人達人になる前にあなたかあなたの家族か、もしくは両方か、が潰れてしまいます。
ぜひ経営にも目を向け、せめてまず月商100万円くらいは達成するようにしてみてください。
治療院経営ラボの会員の先生の中から、今年1年の売上金額やリピート率、売上やリピート率の伸び率、実践量等のトップ8名の先生が、いったい何に取り組み、そしてどんな結果が出たのかを公開するセミナーです。
もちろん、その8名の先生にも登壇していただき、講師からインタビューもします。
リアルな生の声を聞くことができますし、これを実践すればこの結果が出るんだという問題と答えがセットで学べるセミナーです。
申込ページは鋭意制作中です。
でき次第募集開始しますが、会場の都合で定員は5名となります。
ラボの先生方も大半が参加されます。
また、懇親会も会場の隣の部屋で開催します。
懇親会はただ楽しく酒を飲む場ではなく、ぜひ講師陣だけでなく今回紹介させていただく8名の先生とも交流してください。
刺激にもなりますし、ラボの先生は質問したら優しく回答してもくれます。
今のうちにスケジュール帳の12月20日(日)のところに「13時〜セミナー」と入れておいてください。

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