ブログのネタが浮かばない、と感じている先生へ。
書くことを探しに行くから、手が止まります。院にはすでに材料があるんです。この記事では、何を残しておけば記事になるのかと、記録を読み返すと何が見つかるのかを書きます。
「ブログのネタが、もう浮かびません」
探す場所が違うのかもしれません。
8月の月例ワークは、AIを使った情報発信がテーマでした。 ラボの会員の先生が、毎月第3日曜に集まって手を動かす会です。
その日、グループに分かれて「何を貯めればいいか」を出してもらいました。
たくさん挙がりましたよ。 問診の音声、カルテの内容、患者さんの声、受付でのやり取り、公式LINE、ビフォーアフターの写真、スタッフとのミーティング。
どれも、もう院にあるものですよね。
つまり、足りないのは材料ではなく、残す習慣のほうでした。 ってことで、その日に出たものを整理して書きます。
探しに行くから、手が止まります
ブログのネタが浮かばない、という相談をよく受けます。
「肩こりの解消法を教えてください」と調べているうちは、一生書けません。
みんなが持っている答えを、みんなと同じように書くことになるからです。 それだと、先生の記事を選ぶ理由がなくなってしまいますよね。
要るのは、答えのほうではありません。 その答えを患者さんに当てはめた経験と、その結果のほうなんです。
問診の音声は、あるだけ集めてください
いちばん値打ちがあるのがこれです。
患者さんの許可が取れるなら、問診の音声はあればあるだけ集めてください。
先生方は、1日に何十分も患者さんと話しているんですよ。 それが全部、記事の材料になります。 ご本人が気づいていないだけで、すごくいい情報がそこにあります。
冷静に読み返すと、逆のことが書いてあります
記録を残すと分かることが、もう一つあります。
電話相談で「この患者さん、言うことを聞いてくれないんです」というご相談をいただくことがあります。
それで、実際のやり取りを冷静に見てみるんです。
すると、患者さんは「先生のおかげでこうなりました」とお礼を言っておられる。 なのに相談の内容は「文句ばかり言われる」になっている。
これ、けっこう起こります。
腹が立ちながら聞いていると、話の中身が曲がって記憶に残るんですよ。 人間なので仕方がありません。
ただ、記録が残っていれば、あとから気づけます。 そして、その気づき自体が記事になります。
全然結果が出ていない、この人どうしよう、と思っていた患者さんが、実は結果が出ていた。 そういうミスマッチが本当に多いんです。
残すのは3つで足ります
難しく考えなくて大丈夫ですよ。
- 患者さんが言った言葉
- そのときの先生ご自身の判断
- その日に感じたこと
この3つをセットで残しておくと、大きな資産になります。
日報のような形でも構いません。 今日はこの人にこうしたな、という程度で十分です。 タイピングが苦手なら、ボイスメモに吹き込むだけでもいいんです。
帰りの車の中で1分喋る。 それが積み上がっていきます。
患者さん以外の記録も、材料になります
もう少し広げておきます。
スタッフとのミーティング、業者さんとの打ち合わせ、チャットワークのやり取り。 これも立派な情報です。
受付が言うことを聞いてくれない、というご相談もよくいただきます。 記録が残っていると、こちらがどう指示していたのかも全部見えるんですよ。 厳しい話ですが、そこも含めて材料になります。
技術の勉強会で取ったメモも同じです。 紙に書いたまま置いてある先生が多いですよね。 記憶が新しいうちに清書するか、音声で取り直しておく。 それだけで、かなりの蓄積になります。
貯めることと、書くことは別の作業です
最後に、順番の話をしておきます。
記事を書こうとしてから材料を探すと、間に合いません。
先に貯める。 書くのはあとです。
貯まっていれば、そこから何が書けるかを考えられます。 貯まっていなければ、調べたことを書くしかない。 その差が、そのまま記事の差になります。
言い換えると、在庫を持ってから売る。 経営の順序と同じですね。
明日からできることは一つだけです。 ボイスメモに、その日のことを何か入れてください。 今日の感想でも、明日あれをやらなきゃな、でも構いません。
そこからしか始まらないんですよ。

コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 記録の残し方は「カルテと問診の記録は、そのまま記事になります」でも紹介しています。 […]